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北九州式成人式を全面的に支持する

1月10日は成人の日ということで、1月9日や10日に各地で成人式が開催されました。毎年のようにニュースに出てくるのは、ディズニーリゾートで成人式が開催される浦安市、USJで成人式を開催する大阪市という箱モノ系と成人が暴れる沖縄のどこか、そして、仮装が派手な北九州市です。

まともな大人が眉をひそめる北九州式の成人式ですが、私は全面的に支持したいと思います。

北九州式を支持する理由① ハレの日となっている

現代社会で20歳は成人ではありません。まともに職を持ち、親のすねをかじらずに堂々と生きていく自信がつくのは20代を通してなので、人生60年の時の元服が20歳であるとすれば、人生100年、健康寿命でも80年の時代であればどうみても30歳が成人の日に相応しいと思います。

が、そんな正論とは別に、「ハレの日」を意図的に作るという意味で成人式は極めて重要です。お祭りともバカ騒ぎする日とも言い換えられますが、お祭りにはどのような名目があれども、日常のガス抜きとして、また、人々に非日常を与えるという側面があります。これがあることで、日常は安定するという先人の知恵を活かさない手はありません。なので、成人式は重要です。

北九州式を支持する理由② 地域経済を回す装置

上の記事にあるように、派手な衣装を製作する人たちがいて、その製作費は18歳から働き始めてためたお金が多いことでしょう。そう、これは完全に地域経済で循環しています。なかなか地域経済でグルグル回るのが難しい今の環境において、この手の循環は珍しい。

北九州式を支持する理由③ この形式が嫌だったら参加しなければいい

地域のイベントであるものの、あくまで参加は権利であるため、この形式が嫌であれば参加しなければいい選択ができます。地元がイヤで成人式に出ないという人も一定程度いますから、別に変なことでもない。私も成人式は参加しましたが、誰がいて誰がいなかったかの記憶は曖昧です。

まとめ

私が北九州式成人式を支持する理由は、成人式がハレの日となること、成人式のための支出が地域経済を循環させていること、参加しない自由があることによります。来年はどういう衣装が出てくるかも楽しみです。

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