同時通訳中 2023/7/12

今日は早起きして筋トレとヨガ、シャワー。7:30からスタンバイして8:00丁度に同時通訳スタート。一日の最初に口から出る言葉が人の発言の訳なんて、変な仕事。
その日一発目の最初の15分が最も滑らかに漏らさず通訳できる。それ以降は質が低下するばかりだと思う。脳のフレッシュさがものを言う同時通訳。疲れてくると暴走する馬車馬に引き摺られる馭者の気分を味わえる。
音声が聞こえなければ話にならない。スピーカーがマイクを使ってくれないと音がこもったりして苦戦する。神経を尖らせているのでちょっとしたノイズも困るし、WiFiの接続が悪くてごめんねとか言いながら途切れ途切れの音声になる日には白目。紛らわしい略語や専門用語が早口で出てくるので、ひとつも聞き逃せないと言うのに。
私の使っているスタンドマイクは相当性能が良く、小さな音でも拾ってしまう。国道沿いのマンションなので1日何度も聞こえる救急車の音が大変煩わしい。どうでも良い内容が多い町内アナウンス(田舎なもので)なんか、反響するばかりで聞き取れないのに(だからこそ?)2回も繰り返すし、窓を閉めても聞こえてくる。極め付けは時間指定したのにそれより前にフライングして届けてくれる宅急便のお兄ちゃん。声が漏れ聞こえるからいると思うんだろうけど、ピンポン2回も鳴らすのやめてもらえないかな。時間指定には理由があるんだよ。
資料初見もこの仕事にはつきものだけど、何の話なのかほぼ知らされず会議に入り、突然画面共有されて、細かい文字を追いかけながら訳すのもまあまあつらい。長年のお付き合いならあうんの呼吸で行けるかもしれないけれど、まだ100時間程度のお付き合いだから。つまり今後は良くなる一方と捉えて(契約更新してくださる限り)、へこたれずに明日も頑張ろう。レジリエンスってそういうこと。

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