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夢にみたきみとの旅路は(続 金魚の梱包と発送について)

極光金魚展です。いつもありがとうございます。

9月1日、なんだか埼玉は涼しくて過ごしやすいです。自分は岩手県沿岸部の、海と山の間みたいな町で生まれ、そのまま少年時代を過ごしたので、お盆を過ぎると朝晩は肌寒いものだと思い込んで育ち、18で東京に来て、なんでこんな暑いのにみんな普通にしてんだ宇宙人か!と思いました。今は慣れたような。

金魚の生物としての適温は28度だなんて話も聞いたことがありますが、過密管理上は18度くらいが扱い安い印象です。水が汚れる早さも、まあ感覚ですが、水温が高い方が、早いような気がします。極光金魚展の温室では夏は30度を超えないように、冬は15度以下にならないように管理しています。

ええと、発送のお話でしたね。前回をお読みくださった方は概ねご理解いただいたのではないかと思うのですが、まあ、ちゃんと金魚のこと考えて梱包して、受け取る人のこと考えてお送りしてますよ、ということです。それと運送会社様には日々感謝しております。ということです。勿論、自分なりに最善であっても、最高だとは思ってないので、至らない点がございましたらご教授頂ければ幸いです。

先日、北海道と沖縄のお客様からご注文をいただいて、実はタイムサービス(翌日10時か17時までに着指定ができる、凄いがその分費用がかかるサービス)でお送りするの初めてだったんですよ。

なのでTwitterにも書いたんですけど、もしご注文を受けて、お支払いも頂戴して、なんらかの理由でもし送れないということになったら、もう、その時は自分でお届けするしかない、と心に決めました。

冗談みたいな話ですが、妻に相談したら『いいんじゃない、道々写真撮って、なんか美味しいもの食べてくれば、おみやげはなにがいいかな』と賛成してくれたようだったので、自分は正常だと思い込み、金魚の機内持ち込みについて調べたりしていたのです。(※全日空は機内持ち込みできるみたいです)

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果たして、北海道は送れたんですけど、沖縄は引き戻しになりました。いったん出したあと、ヤマト運輸さんから、急な航空便遅延の連絡をいただいて(荷受け窓口の方の機転です。台風のためとのことでした)営業所まで引き上げに戻りました。

お客様に連絡をしたら、取り置き期間が長くなることを恐縮されていたので、よし、ここは自分の覚悟を話そう、でも気が違ったと思われないように、丁寧に伝えよう、ということで『この際如何でしょう自分が金魚お届けします空港でお渡しします』等と言ってみたのですが、お客様はやさしく、とても丁寧に、無理をせず、天候が落ち着く日を一緒に待っていただきたい、とお話して下さり、なんか旅行っぽい高価なキャリーまで買う気になっていた自分も頭を冷やすことができました。

妻に話すと、『喜んでいただけるなら良いけど、無茶な提案はお客様がお断りしてくださると思っていた』と言われました。台風は続いていて、お客様も停電などに遭われたようで、心配な日々を送られていると思います。大きな災害が起きないことを祈りながら、金魚は温室で元気にその日を待っています。

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自分もお客様や妻のおかげで冷静ではありますが、金魚との旅は諦めていません。だってそれはそれで楽しそうでしょう。

9月に入り、弊社も支えてくださる皆様のおかげで二期目に入りました。さしあたっては三期目を迎えることを目標に、説明のつかない衝動に突き動かされる所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

見出し画像はおそらく伊丹空港。羽田かもしれない。記事中の画像はおそらく沖縄の海。着陸のとき窓から撮ったんだと思います。水綺麗。それとどこかの空です。関空のそばかも。どれも本文とはあまり関係ありません。

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