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BUMP OF CHICKEN



BUMP OF CHICKENは
私をつくる、いちばん深いとこにある。


BUMPとの出会いは
オールウェイズ三丁目の夕日、という映画だった。

お花屋さんだった両親は休みなんてなくて、
夜早めにお店を閉めて映画に行くっていうのが
本当にささやかで大きな楽しみだった。

エンドロールで初めて 花の名 を聞いた両親が
あまりに感動してCDを買って
その日からお店を閉めるまで何度も何度も
BUMP OF CHICKENが流れた。


私が自分からBUMPを聴くようになったのは
高校生の頃で、
その頃は挫折や、自分がどうなりたいか分からない焦りや、家族が壊れてしまうどうにもならない気持ちで
逃げるようにただただ部活にのめり込んで、

本当に心がとげとげで、ぼろぼろだった。



そんな日々に、
大袈裟かもしれないけどすがるような気持ちで
魔法の料理 を聴いていた。


いつか全部わかる ずっと先の事
疑いたいのもわかる 君だからわかる

メソメソすんなって

君の願いはちゃんと叶うよ 怖くても よく見て欲しい
これから失くす宝物が くれたものが今 宝物

君の願いはちゃんと叶うよ 大人になった君が言う
言えないから連れてきた思いは 育てないままで 唄にする
        魔法の料理/BUMP OF CHICKEN


幸せな、願う未来なんてほんとにあるのって
未来を疑っちゃいそうになる時も、
たくさんあって、それでも、
君の願いはちゃんと叶うよ 
この歌詞に何度も救われた。
藤くんがメソメソすんなってって歌うたびに
ちょっと泣けた。

それからもう何年も、
ずっと毎日聴いてるわけじゃないけど
ぐらってきたときにはいつもBUMPがいる。

BUMP OF CHICKENと生きている。


人として、
綺麗なところだけじゃなくて、
汚いところもいやなところもぜんぶ、

泣いていても怒っていても 一番近くにいたいよ
なんだよそんな汚れくらい 丸ごと抱きしめるよ
ベイビーアイラブユーだぜ ベイビーアイラブユーだ
          新世界/BUMP OF CHICKEN


こうやって受け止めてくれている気がする。






そんなBUMP OF CHICKENが25周年を迎えた。
SONGSで藤くんが
ちゃまがいない中ほかにベースを入れるわけじゃなく3人でやっていることを聞かれて

「大切なものを、大切にしたくて。大切にするにはどうしたらいいかと。」
って話してた。


もうそれが、BUMP OF CHICKENの本当に全てで、


そして、
今の私にとってもすごく響いた。
こんな時に魔法の料理歌っちゃうなんて最高だなあ。


書き切れないほどたくさん思いがあるけれど、

迷路みたいな交差点 大丈夫 渡れるよ


って、BUMPはやっぱり背中を押してくれるから
大切なものを、大切にするために
今を生きてこう。

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