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200 Stab Wounds - Manual Manic Procedures

いきなりグロジャケで申し訳ございません…。
(イラストなんで許して!)
USはオハイオ州クリーヴランドの4人組によるデスメタル・バンドによる2024年2ndアルバム。
サウンドはジャケ通り期待を裏切らないオールドスクールなゴア・デスメタル。どことなくCannibal CorpseAutopsyからの影響も見られますが、怪しげなSEやギターフレーズを随所に入れてくるのでこちらはほんのりスパイスが効いている感じ。ですがスラミングで横ノリもいけちゃう展開としっかりテクニックも感じさせるギターソロにギュンギュンのチョーキングとトレモロアーミング、ブリブリのベース、馬鹿みたいにブラストビートを繰り返すだけではなく手数も多いドラム、そしてスタンダードではありますがヴォーカルの凶暴で殺傷力あるグロウルは最高に気持ちいいです。

アルバム後半のハイライトとなる#08 Ride the FlatlineではゲストとしてCode OrangeJami Morganが参加しており異なる声質によるヴォーカルの掛け合いもカッコいい一曲。
決して懐古主義ではなく、バンドの気取らない余裕がある佇まいには堅実な音楽性でもデスメタルの未来は明るいと納得させてしまうぐらいに説得力のある作品で、個性を見せつける為にジャンルの多様化が進む今の時代にはシーンの転換期にもなりうる必聴といえるべきアルバムだと思います。クラシックなデスメタル・バンドもいつ聴いても素晴らしいと思いますが、PissgraveUndeath、Undergangなどを筆頭にこういう音楽は希望を持たせてくれますね。

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