どうやって吃音症で障害者手帳を取ったかの話。
今回は吃音症でどうやって障害者手帳を取ったか、その方法の話を書きます。
吃音症は厚生労働省の認定のある発達障害ですので、申請すれば障害者手帳を受けとることができます。
まず始めに注意したいのは吃音症でとれる障害者手帳の種類です。
吃音症は発達障害に分類されるので取得できるのは「精神保健福祉手帳」です。
今回は私がどのようにして申請したかの話です。
参考になれば幸いです。
そもそも私が障害者手帳を申請しようと思ったのは再就職の為です。
(参考記事:25歳の私が吃音症で障害者手帳を取った理由)
24歳の時に適応障害で退職せざるを得なくなり、それから6か月以上の期間を傷病手当を貰いながら療養し、心療内科へ通院していました。(月1回ほど)
この話、関係あるの?と思われるかも知れません。
実はとても関係あります。
何故なら精神保健福祉手帳を申請するのに、「通院歴6か月以上」という項目があるからです。
私は運よく(?)心療内科に通っていたので市役所の障害福祉課で診断書を貰い、通院している心療内科の担当医に記入をして貰いました。
ここでのポイントは、担当医に吃音症でどのように困っているかをちゃんと詳しく話すことだと思います。
ここでどもりなんか気にしていられません。どもりながらもちゃんと話しましょう。(何故なら、担当医が吃音症を詳しく知っているとは限らないからです。)
私は吃音症で毎日しんどい就活不安~という内容のことを話したら親身になって診断書を書いてくれました。(診断書記入してもらうのにお金がかかるので注意です)
診断書を書いて貰ったら、マイナンバーカードや印鑑など必要なものを集めて障害福祉課へ持っていきました。
それから2~3か月くらい待ったら障害福祉課から障害者手帳の申請が取ったと手紙がきて、障害福祉課へ行き「精神保健福祉手帳」を直接手渡されると同時に、利用できるサービスなどの説明をされました。
以上が私が吃音症で精神保健福祉手帳3級を取った話です。
もし吃音症で障害者手帳を申請することを考えているなら、お住いの市町村の役所の障害福祉課や全国にある発達障害支援センターなどで相談することをオススメします。
私は自分の体験を書いているだけなので障害者手帳等の専門家ではありません。
正直、この記事を書くためにインターネットで色々調べたら情報が溢れていてとても疲れました(笑)
憶測で書かれている情報もたくさんあるように思えました。不確かな情報に振り回されるよりも直接問い合わせた方が良いように私は思います。
(参考文献:発達障害情報・支援センター)
それに医療機関に書いてもらう診断書は役所でしか受け取ることが出来ないので、話を聞いてみるのがいいと思います。
もしも役所の窓口の人が吃音症の理解がない方だったらどうしよう……と思う方もいるでしょう。
「こんな軽度の吃音症で障害者手帳は申請できない」って窓口で言われるかもしれないと、私はとても不安でした。
でもよく考えてみると、
窓口にいる人は医者ではありません。窓口にいる人が障害者手帳の申請を通るか通らないかを決めるのではありません。(当然の話ですが)
精神保健福祉手帳を取るメリットもあればデメリットもあります。
当事者にとっては、簡単に決断できる話ではないです。私もとても悩んで、障害者手帳を取ることを決めました。
貴方自身が悔いのないような選択が出来るよう、私はお祈り申し上げます。
あ、でも吃音症で自殺するくらいなら障害者手帳を取りましょう!
死んじゃダメですよ!余計なお世話だったらごめんなさい!
この記事が何かの参考になれば幸いです。
ナカタサキ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?