2018年に見た映画まとめ

Twitterに書こう書こうと思ってたら一年経ってしまった。

全部飛行機の中で見た。ANAは最新の映画が日本語字幕付きで提供されているので話題作が見られて助かる。
ネタばれは避けてはいますが一応未視聴の方はご注意ください。

アトミック・ブロンド

おすすめしたい作品。シャーリーズ・セロンがとにかくかっこいい。超凄腕の女スパイって設定なんだけど、謀略に巻き込まれてどんどんピンチになっていくのだが絶対に負けないし絶対に死なない。誰が敵で味方がわからんというスパイ映画の雰囲気がすごいし、ちょいちょいお洒落して出てくるシャーリーズ・セロンが美しくて素敵。ストーリー上の必要以上に色んな服で登場するので、そういう七変化というか視聴者サービス的な意味もあるのだろう。美人なのに顔面をボコボコにされる。それでも倒した後は余裕の顔で煙草吸ってるのがかっこいい。煙草が似合う女優トップ5には入る。敵役の人も堂々としたスパイぶりでかっこいい。そしてラストはわりと衝撃の展開。とても良かった。テレビでやってほしい。

サバービコン

のどかな郊外の街(サバービコン)を襲った強盗殺人事件。事件に襲われた家族が、立ち直ろうとするもだんだんおかしな状況に巻き込まれていき…というサスペンス映画。
黒人差別を扱った映画なんだけど…ストーリーの本筋に黒人差別がからむようでからんでいない。黒人を差別する人たちがただただ大量に登場するだけの胸糞な映画になってる。俺が言外の意味を受け取り切れてないだけかな??主演のマット・デイモンとジュリアン・ムーアの演技は素晴らしく、ストーリー自体には引き込まれていくだけになんだか残念な感じ。ラストはかなりやばい。それでええんかって感じ。むしろ笑えるかも。

レディ・プレイヤー1

スピルバーグ監督の最新作。世界中で爆発的に売れてるVRゲームの中でまだ誰も手に入れていない秘宝を手に入れようとする少年少女のお話。舞台がゲームなので、ゴジラとかデロリアンとかガンダムとかいろいろ出てきます。最終的に全世界を巻き込んだゲーム内大戦争が起きるが、こういう話になるとどうにも日本人が微妙にコミカルな設定になるのはなんでやろう…でも日本発コンテンツの認知度が上がったのだとポジティブにとらえよう。細かいこと気にせずシンプルに楽しむのが正解。だけど、現実世界の方で無駄に人死にがでているのはちょっとアレじゃないか。結局誰一人死なない設定にしてほしいわ。どうでもいいけど、ゲーム内で出会った可愛い子が現実世界でも可愛いという設定は幻想だぜ。絶対おっさんやと思ったのに。

ゲット・アウト

おすすめその2。すごい面白かった(字幕が英語しかなかったので英語で見てたから全部はわからんかったけど)。黒人の主人公が白人の恋人の実家にご挨拶に行ったら最終的にとんでもないことになる話。これも黒人差別を扱った話なんだけど、はっきりと差別してくる人は作中に一人もいなくて、平等であるべき!と主張するような人が実は心に持ってる無意識の感覚を描き出しているというか…ストーリー以上に、絵的な見せ方がすごく上手いと思った。予告編ムービー内にもあるけど、家政婦の黒人女性が主人公に「周りが白人ばかりで辛くない?」て質問された時に、笑顔で涙を流しながら"No, No, No, NoNoNoNo..." って言ってるシーンがまじヤバイ。ラストの展開には若干の疑問も湧くのだが、文句ない名作である。結末は救いがないが、ちょっとだけ救いがある(バラすとつまらないのでぜひ見てください)。あと、英語字幕で見てるとネイティブの人がナチュラルにファッキンファッキン言いまくってるのがよくわかった。

タリーと私の秘密の時間

仕事に子育てに奮闘しまくるお母さんが、ついに「もう無理じゃー!」ってなった時に魔法のように助けに来てくれた夜だけ現れるベビーシッターの話。主演女優どこかで見たことあるなーと思ったらシャーリーズ・セロンだった。えっ???女スパイと違いすぎない?????一番ラストに車で事故って入院するシーンがあるんだけど、そこで顔にケガした顔見て初めて「あっあの女スパイの人や」って気づいた(遅い)。調べたら役作りのためにめっちゃ太ったんだとか。プロっすな。子育て奮闘してるシーンはものすごくリアリティがある。こういう話にはありがちでお父さんはちっとも育児参加しないダメ父親として描かれていてワタクシはつらい。まあそういう父親が多いやろうし話をわかりやすくするためにはその方がいいんやけど…「わかってはいるけど時間と体力がなくてどうにもできない」ことをタリーというベビーシッターがみんなやってくれて、主人公も心に余裕が出てきて家庭環境も改善していく。やはり育児ストレススパイラルからの脱却にはいったん誰かに仕事を代わってもらうこととそれによって得られる心の余裕が必要なんやなーと思う訳だ。最終的にいろいろあるんだけど(ごまかし)心があたたまる良い話。タリー役の女優さんがフリーダムで美人さん。でもいくら寝てて大丈夫やからと言っても寝てる子供二人置いてニューヨークのバーまで夜に繰り出すというのは普通しないやろう。

レッド・スパロー

これも女スパイの話。別に女スパイものが好きな訳ではないのだが、昨年観た作品はなんか偏りがあるね…
主人公はロシアのトップバレリーナだったのが事故で不本意ながらスパイに転身し、ロシア国家のために働き謀略に巻き込まれていく、というお話。主演のジェニファー・ローレンスがとにかく色っぽい。この人はなんというか、セクシーな服を着ていなくてもセクシーさが全身から出ているというか、本当の意味でセクシー女優なんじゃないですか。バレエ舞台のシーンはちゃんと本人が踊っているらしい。すごい。原作者は実際に長年スパイをしていた人らしく、スパイ養成所の様子だとかその後の指令の話はとてもリアリティがあるらしい。狙っている路線としてはアトミック・ブロンドに近い。しかし、登場キャラのスパイっぷりはどうにもどんくさい。ジェニファー・ローレンスは新人スパイという設定やからいいとしても、相棒役のアメリカ人スパイがほとんど敏腕スパイらしいことしていない。あっさり捕まるし。ロシア政府の人の冷徹ぶりばかりが際立つ。もうちょっと策を張り巡らすみたいなシーンがあってもいいのにな。ラストシーンはかっこよかった。

クワイエット・プレイス

話題作だけど、個人的には全然良さがわからんかった。音を立てると「謎の生命体」に襲われて死ぬという設定なので、冒頭から全く会話がない。そんな雰囲気なのでBGMもほとんどない。声を出せないので会話の展開も遅い。すげー地味。音を出したらいけないという設定の割にあちこちで音を立ててるし、子供産まれたりするし、家の階段の途中に釘が出ていたりとか(普段の生活で普通気づくやろ)、なんか見ててしんどいので途中で早送りしてしまったが後半もやはりよくわからなかった。「音を出したら死ぬ」という設定だけが勝ちすぎてる感じがするんやけど。『LOST』の方が面白いで。途中で見るのをやめてしまったので結末はわからないです。

もし他に忘れてるのがあったらあとで追加します。

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