俯瞰

物事は俯瞰してみる、
このことの重要性を
再認識する事案がありました。

先日店舗で
メンバー間のトラブルがあり、
メンバーの家族と会社間での
話し合いがあり、店長では
どうにもならないということで
私も同席しました。

内容は抽象化しますが
メンバー間で法に抵触するか
しないかギリギリのトラブルになり
双方から店長が相談を受けていた
という内容でした。

双方、「騒ぎを大きくしたくない」
との事で店長とメンバーの3人で
解決に向けて話をしていたようです。
ところが、
メンバーの一人が家族に相談したところ
家族が立腹し、本社に報告し、
本社が調査を開始、調査結果を家族に説明、
という流れになりました…

私としては
「ぐつぐつに煮だった鍋をなげられた」って
感じもしましたが
(役割なので仕方ありません…)
関係者全員を交えて話し合いし、
無事収束はできました。

その中で双方の家族の方から
店長に対し、
「なぜ、本部や、家族に連絡や相談をしなかったのか?」
「事件を隠蔽しようとしたのでは?」
とありました。
店長は
「メンバーから騒ぎを大きくしたくないと言われたので…」
と言ってしまいプチ炎上…
家族は
「法に抵触するかしないかの内容を報告しないのは間違っている」
とあり…
返す言葉もありません。
まさにその通りです。

メンバー双方から
「騒ぎを大きくしたくない」とあり、
その意見を尊重するのも大切です。
しかし一番重要なのは
その事案を俯瞰してみることです。
法に抵触するかしないかの案件を
内々で処理すべきかどうかを
一歩引いて、客観的に見てください。

例えば、
車を運転していて
人と接触事故を起こして
当事者同士で解決して大丈夫でしょうか?
いくら当人同士で大丈夫と思っていても
後から後遺症が出た際に証拠や
記録がなかったら大変ですよね。

今回の件で言えば
当人同士が「騒ぎを大きくしたくない」とはいえ、
法に抵触するかしないかという事案であれば
会社や報告すべきところへ報告しておけば
大事にはならなかったと考えます。

自分の判断が100%正しいということは
あまりないと思うので
大丈夫だと思う時こそ
俯瞰して物事をみることは
大切だなと再認識しました。
では

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