見出し画像

昔好きだったうごメモの作者について

DSiに内蔵された無料のゲームソフト「うごくメモ帳」。通称うごメモ。これによって作られた様々な人の作品が私のSDカードには大切に保存されています。

私はDSi・3DSの両方を持っていてどちらのうごメモもガッツリ通ってきましたが、一番強く心に残っているのはDSi時代のオリジナル棒人間(通称オリ棒)というジャンル。この閉鎖された空間の中でもその特色が濃く反映されたものだったと思います。自分で描くよりもどちらかというと他の人の漫画やイラスト、PVを閲覧するのが好きでした。

今回取り上げたいのは「れどな」さんというユーザー名で活動していた作者について。なぜなら私が一番好きなうごメモ作者だからです。

れどなさんについて

れどなさんは2012年頃から投稿を始めていて、うごメモはてなのサービスが終了するまでずっとオリ棒を描いていました。同じくオリ棒作者だったザックスさんとは兄妹(兄がれどなさん、妹がザックスさん)で、妹さんのアカウントで投稿していた時期も合わせると実際の活動期間はもう少し長かったと思います。

現在でも閲覧できるのページはこの辺りでしょうか。

手書きブログ - オリ棒 - redonaさんのブログ (pipa.jp)
redonaさんのプロフィール - はてな (hatena.ne.jp)
晴レ後アメ

2013年当時「3DSでうごメモをやるつもりはない」という旨の発言もあり、うごメモはてなのサービス終了と共にこのユーザー名での活動はフェードアウトしていきました。今では何をされているかも分かりません。正直に言うと、私はもう一度お会いしたいという気持ちがとてもあります。

これには二つの理由があって、一つ目は私が長いことザックスさんとれどなさんを同一人物だと勘違いしていたから。(一時期名前が ザックス@れどな だったからかな?)
二つ目はれどなさんが生み出したとあるキャラクターをうごメモが終わってから突然好きになってしまったから。

つまりご本人に直接「好き」と伝えたいからです。
れどなさんの作品が今も昔も大好きですが、同じ時間を共有したような感覚はあまりなく、思い出を残せなかったことが心残りなのかもしれません。

れどなさんとの出会い

私が初めてれどなさんの作品に触れたのは「The Beast.」という楽曲を用いたPVでした。私が一番好きなキャラクター「ナイト=カーネス」さん(黒い帽子を被った片目隠れの棒人間)が主役で、永遠の宝物と言える作品。

原曲はこちら。曲を聴くだけでも当時の記憶が蘇ってきて懐かしくなりますね。
表情や手書きの文字からキャラクターの心情がダイレクトに伝わってきて心を打たれたのを覚えています。「行き交う群衆に~」からの展開はもう素晴らしいとしか言いようがないです。

そこから一気にれどなさんのファンになり、PV・漫画・イラストはだいたい保存してあったと思います。オリ棒の輪郭が手描きの方って当時は結構珍しくて、それもまた味があって好きでした。

ナイトさんというキャラクター

DSiのうごメモが終わり3DSのサービスも終了したある日、久しぶりにれどなさんの作品を見ていたらすごく魅力的なキャラクターがいることに気がついたんです。

「BLOOD OF A CHAIN」という漫画の2話で、主人公メイシアさんがナイトさんと出会うシーン。これがきっかけでした。
研究所に監禁されて戸惑うメイシアさんとは対照的に、ナイトさんは終始クールに振舞います(この時点でもうかっこいい)。
それから徐々に打ち解けていく過程で、相手の内面に踏み込みすぎない優しさや、頭を撫でてくるちょっと天然なところがあったりして、そこも愛おしく感じられました。

今でも想い続けているのはやはり"推し"という存在が大きいような気がします。

当時のメモにあったプロフィールも一緒に紹介させてください。

[ナイト=カーネス]
22歳.男.9月4日生まれ.174cm.60kg.乙女座.O型.
好:モンブラン 嫌:納豆
メイシアの親友的な存在。その関係は、研究所でのサンプルだった時 同室だったため。イシズに恐怖心を抱いている。No.は005。

「The Last stop」(2013/03/03)より

クールだけどクールじゃない人。基本ツッコミもするしボケもする。趣味はドラム。料理も出来る。特別班の中では頭脳派。酔うとヒドイ。

「ラクスぺ」(2013/02/19)より

このようにかなり詳細に書かれていて、推しについてできるだけ把握しておきたいオタクとしては非常にありがたい。この記事の文章ではお伝えできませんが、れどなさんはとても字が綺麗なので読んでるだけでも純粋に癒されます。

(ちなみにイシズさんという人は研究所の主です。メイシアさん達をサンプルにした張本人。)

実は長身キャラだったり、クールな態度の裏側には恐怖の対象があったり、酔うと完全なボケキャラだったり、どれもこちらの心を掴んで離さないものばかりです。
うごメモがもう少し続いていたら漫画の続きも読めたのかと思うとその点は惜しいですね。

最後に

私は、今でもれどなさんのことを好きな人がいると知ってほしくてこの文章を書きました。
この投稿がもしれどなさんご本人や当時同じくファンだった方の目に留まればこれ以上の喜びはありません。
最後まで閲覧ありがとうございました。

Twitter:https://twitter.com/nkmvma
うごメモ(主にれどなさんやザックスさん)について時々呟くアカウントです。よかったら見に来てください。