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伝わらなくても伝えようとする姿勢が長所へ変わった、初めての海外旅行。

2020年1月15日~20日に初めての海外旅行へ行きました。

旅先はバリ島。

一応、新婚旅行のような形でしたが、なんだか「新婚旅行」と題するのも恥ずかしく、「海外旅行」という認識で2人で決めて行きました。

なぜ、バリ島にしたのかは正直夫が決めたので分かりません。(笑)

私は小さいころから、「どこに行くか、何を食べるか」より「誰と行くか」を大切にするタイプだったので、主人と一緒に行ければいいなという思いくらいしかありませんでした。

もちろん、飛行機に何時間も乗るもの初めてだし、入国手続きも初めての経験でした。

慣れない地で、文化で、言葉も通じない。

まさしく、人間味に溢れた旅になりました。

比較的に日常でも夫婦喧嘩はあまりしません。

おそらく、性格が少し似ているのとお互いすごくはっきり物事を伝えるので、喧嘩までは発展しません。

そんな中、主人と私の大きな違いが顕著に表れたのは、

コミュニケーションにおいて相手への伝え方の違いです。

私も主人も英語は話せません。

片言の英語と携帯アプリで何とかコミュニケーションをとっていました。

私は、せっかく海外に来たのだから、現地の人に歴史、文化、少し宗教的なことも聞きたい、質問したい、学びたいと思っていました。

「伝わらなくても伝えようとする姿勢」が大切だと。

しかし、主人は、聞いたところで、言語が違う相手とコミュニケーションをとるのが難しいので、相手へ思いを伝える、質問するという行動をなかなかとりませんでした。

確かに、主人は、ザ・昭和の人間で、多くは語りません。

そんな主人が異国の地でも、相手に自分の思いを伝えないのは何となく理解できました。

逆に、異国の地でも変わらない姿に、ちょっと笑ってしまいました。

そんな中、自分のコミュニケーションの姿勢にも驚きました。

英語も大して話せないし、初めての異国の地で私は、とてつもない量の質問をガイドさんに繰り返していました。

挙句の果てに最終日にはホテルの従業員さんと仲良くなり、SNSでも交流を持つまでに至りました。

私はこの旅で自分のコミュニケーション能力であった

「伝わらなくても伝えようとする姿勢」

に気が付きました。

確かに、私は仕事においても、プライベートにおいても、

「この人には伝わらないだろうな」という場面でも諦めたくないと思ってしまい、時間や精神をもっていかれてしまうことが多々ありました。

その度に「またやってしまった」と自己嫌悪に陥ることが多々あったのですが、今回の旅でその自分の姿を肯定してあげられることができました。

なぜ、私が「伝わらなくても伝えようとする姿勢」を大切にしたいのか、

それはどんな人にでも、真っすぐな心を持って接したいからです。

異国の地、異文化、異なる言語を話していても同じ地球にいる人間です。

心を持って接したいと思ったからです。

普段、自分にとっての短所が初めての海外旅行では自分の長所だと改めて気づかされました。

旅とは面白いなと思いました。

これが旅の醍醐味なのかもしれないなと。

そして何より、世界は広くて、美しくて、

人間はそのままの人間味に溢れている姿が一番美しいのだと思いました。

まれい

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