見出し画像

短歌2024.3(5首)


春の雨あるいは濡れた雪が降り並んだ窓にかすかに触れる

彼岸潮 生きる時間が長引けば長引くほどに生きたくなった

明け方の海ならどこでもきれいだろうピアスも入れたピルケース鳴る

3月は変わってしまうバス停に少し生きてるたましい待たせ

フィクションにあまたの少女ひかってはきえるこの世に着る服がない


3月につくった短歌たち

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?