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まひる野2023.3月号掲載作品
![](https://assets.st-note.com/img/1678261079347-xSsa6v4Uuz.png?width=1200)
夜ふかし
風邪ひきの猫の鼻水拭いてやる 父は吸ったらしいわたしの
もう暗い十六時半そののちに不思議にあかるい真夜中が来る
月の円見つけて冬をふと忘れ空の遠さを思うしばらく
夜ふかしの公園ふかく雪を踏み疑うことはひとりの娯楽
雪みちてあかるい夜に秘めつつも卵巣ひとつまだ腫れている
七時には日が昇るはず真冬日の燃える朝焼け何度も見たい
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夜ふかし
風邪ひきの猫の鼻水拭いてやる 父は吸ったらしいわたしの
もう暗い十六時半そののちに不思議にあかるい真夜中が来る
月の円見つけて冬をふと忘れ空の遠さを思うしばらく
夜ふかしの公園ふかく雪を踏み疑うことはひとりの娯楽
雪みちてあかるい夜に秘めつつも卵巣ひとつまだ腫れている
七時には日が昇るはず真冬日の燃える朝焼け何度も見たい
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