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[研究室運営] 卒論・修論に一筆添えてご家族に送付

ゼミの話じゃなくて、これは今では特に教育効果はあんまり考えてなくて、半分自分の趣味になりつつあるのですが、研究室を運営されている方に超おすすめなので紹介します。


目的

学生さんのスポンサー様に、学費(明治大学総合数理学部だと学部で約600万円、大学院合わせると750万円くらい)を出して通わせた甲斐があったな。うちの子はこんだけ頑張って成長し、力をつけたんだなと喜んでほしい。あと、修士に進学する学生さんの後方支援をお願いしたい。

実施方法

卒論が終わった学生さんには、卒論とこれまでの成果をまとめて製本してもらう。修士の学生さんには、これまでの業績リストを作ってもらう(うちの学部では修士論文を製本してくれる)。それに一筆添えて送る。一筆添えるときに、できるだけ研究についてわかりやすく説明する。ただそれだけ。手間は、一筆添えることと宛名書き(学生さんにもっていってもらうのであれば、宛名書きも不要)。

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この仕事をやっていたら、奨学金の申請などで、「学生さんはこんな活躍をしています!」という文章を書くことはよくありますし、そうしたもので審査があるものとかはすごく慎重に文章を書くわけですが、それに比べたら審査もないし楽です。

ちなみに、送料は自腹になりますが、毎年10~15人程度ですので、送料は知れてます(ちなみに持って帰ってもらえば無料!)。

効果

今まで研究室をもってから9年間で、卒論61件(=12+6+4+9+8+6+8+8)、修論38件(=11+6+3+7+6+5)をお送りさせていただいていました。

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で、どうだったかというと、まぁ兎にも角にも学生さんのご家族にめちゃくちゃ喜ばれました。丁寧なお手紙をいただいたことや、卒業式などで直接お礼の挨拶をされたこと、学生さん経由で感謝を伝えられたこともありますし、研究室あてにみんなで食べてくださいとお菓子が届くこともありました。いろいろと内情を明かしてくれることもありましたし、修士に進む学生については注意点などを教えていただくこともありました。

教育ってすぐに結果が出るものじゃありませんし、なかなか達成感も得にくいものですが、こうして喜んでもらえることは、疲れたときにふと思い出して、元気が出たりします。また、学生さんの後ろにご家族がいることを意識できてとても良いと思います。

あとまぁ、そのうち他の学生さんが企業に就職するときに偶然審査する側にそのご家族の方がいらっしゃったり、共同研究とかで企業内で審議されるときに偶然いたり、あの学部いいよと宣伝してもらったりするかもなとかいうやや邪な思いもあったりします。星の数ほど企業はあるので、その可能性は限りなく小さいでしょうけれど。

さておき、本当に喜ばれるのでおすすめです。この仕事していて、研究成果以外でめちゃくちゃ喜ばれるってことはあんまりないですので、本当におすすめです。

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは研究室の学生さんの飲み会代に補助として使わせていただきます。