どうぶつの森の博物館のこと。②
○です。昨日の続きです。
この記事では、島の博物館の学芸員のおはなしです。
・学芸員、フータ
博物館の運営、そして館長を務めるのが、フクロウのフータです。
最初は無人島の生態系の調査に来た彼ですが、結果的に島に博物館を建て、永住します。
プレイヤーは彼に魚や虫を寄贈することで、博物館にコレクションが増えていきます。
同時にフータは、化石の鑑定のスキルも持っており、プレイヤーが持ってきた化石を鑑定し、コレクションとして館で保存していきます。
・専門の考察
魚、虫、化石を寄贈する際に、フータさんはとても詳しく寄贈品の解説をしてくれます。
すべてにおいて博識である彼なのですが、結局のところ専門はどのジャンルなのでしょうか。
まず、生き物を扱っている点において、生物学や海洋学はかじっていると思われます。
知識だけ持っていても、飼育できなければ意味がありません。
寄贈の際にも、一匹一匹丁寧に飼育すると言っていることから、生物学などの専門知識は必ず持っているといえるでしょう。
そして、化石。
彼は化石に関しては、知識の他に鑑定のスキルも持ち合わせています。
化石を取り扱うので、考古学、自然史学は専攻したといえるでしょう。
ちなみにフータは化石鑑定士の資格を正式に持っている設定なのですが、化石鑑定士と検索してみても、出てこないです。
ただ、化石の鑑定士の資格まで持っていることから、フータの専門は化石なのではないかと考察します。
ちなみに、最新作の前のシリーズまでは、芸術がコレクションのひとつにありました。
めずらしいめいが、いなせなめいが、こうごうしいちょうこく、、
という名前になってはいるものの、それぞれ
クリムトの接吻、写楽の三世大谷鬼次の奴江戸兵衛、サモトラケのニケ
と、ぼくらの世界の芸術がそのままコレクションとして登場します。
これらももちろん、フータは解説できるため、美術史、美学などにも長けています。
さらに、どうぶつの森の芸術には贋作も存在し、フータはそれを見分けることができます。そのため、鑑定士さながらの目利きなのです。
これらのことから、フータは
生物学、海洋学、自然史学、考古学、美学、美術史
は少なくとも確実に極めています。
それに加え、学芸員資格を取得する際の博物館学や生涯学習学を含めれば、フータは相当な努力と知識で博物館を運営していることになります。
フータさんはすごいんです。実は。
ただ今回は、化石鑑定士の資格を取得している点から、フータさんの専門は化石ということにしておきたいと思います。
・フータの仕事と分業化
さて、フータさんの学芸員としての仕事は、
飼育、展示、受付、鑑定、解説、運営、研究
です。
前回、コレクションの少なさと種類の雑多さから博物館を一つに集約していると述べましたが、これらの面倒をすべてワンマンで見ています。
しかも博物館は24時間開館。彼の体力が心配です。
学芸員は雑芸員と呼ばれてしまうことはありますが、ワンマンで運営していくには限界があると思うんです。
そのため、魚と虫は専門家を呼び、学芸員として在中してもらうのがいいのではないかと、ぼくは思います。
例えば、釣り大会や虫取り大会の運営の方々とか。
そしてコレクションが増えてきたら、分館を作って、いまの博物館は化石のジャンルひとつに絞り、フータさんには化石のみを専門にしてもらう。
という方針がいいのではないでしょうか。
あくまでもゲームの世界でのお話なのですが、こんな優秀な学芸員のつらさを考えると、考えずにはいられませんでした。
フータさんには、将来の学会を担う素晴らしいキュレーターになってほしいと心から思います。
次回は博物館の設備についてお話しようと思います。
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