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つくばはなんのまち?-”○○のまちつくば”

つくば市は地方都市として全国でもめずらしい、人口増加のまちです。
あらたに来られる方も「○○のまち つくば」という言葉をよく耳にされると思います。いったいどれだけ「○○のまち つくば」のようなつくば市を形容する表現があるか、耳にしたものを整理してみました。書きかけではありますが公開しますので、補足情報やほかにご存知なものがあればぜひコメントで教えてください。

つくば市公称

つくば市が計画で掲げていたり、つくば市のホームページに記載されているものを整理しました。

世界の明日がみえるまち

まずはこれ。
つくば市の「ビジョン」としてよく目にしたり耳にします。たとえばプレスリリースではデザインされたロゴで一番目につく左上に記載されています。

ビジョンとはなにか、明確な定義がされているわけではなさそうですが、例えばこんな解説が。

ビジョンとは自分達がどうありたいかを表現したものであり、将来像や展望と読み替えることができます。自治体のビジョンも総合計画等で謳われていると思いますので、それらを確認します。

出典:自治体DX白書「自治体DX入門編④ミッション・ビジョンとは?」

で「世界の明日がみえるまち」は、つくば市のビジョンして喧伝されているので、つくば市の総合計画に相当する「つくば市未来構想・戦略プラン」を見てみると

。。。。。書いてない?

未来構想で目指す将来像として示されているのは

Ⅰ 魅力をみんなで創るまち
Ⅱ 誰もが自分らしく生きるまち
Ⅲ 未来をつくる人が育つまち
Ⅳ 市民のために科学技術をいかすまち

出典:つくば市未来構想「まちづくりの理念及び目指すまちの姿」

の4つ。本文中にも「世界の明日がみえるまち」なんてどこにも書いてない。そして改めて、よくよくつくば市ホームページのトップを見ると「世界の明日がみえるまち」なんてどこにも書いてない。

位置づけがないのに自治体として発信してる「世界の明日がみえるまち」。
一体何なのでしょう??

科学のまちつくば

つくば市成立のきっかけとも言える「筑波研究学園都市」の建設目的として「科学技術の振興」ということがあるので、その辺りから来ているものかと。

筑波研究学園都市は、二つの目的により建設された。
その一つは、科学技術の振興と高等教育の充実に対する時代の要請にこたえることである。
東京及びその周辺から移転した国の試験研究機関と新設した筑波大学を中核として、高水準の研究と教育を行うための拠点を形成し、それにふさわしい環境を整備することである。

出典:国土交通省ホームページ「筑波研究学園都市」

ただまあ、昔からこう言われているわけで。

最新の市民意識調査でも状況は変わらないようです。恩恵云々の前に「科学のまち」と思っている人はどれだけいるか、認知度を調べた方がいいのでは?

自転車のまちつくば

ロボットの街つくば


つくば市のホームページにはないけれど

世界の明日がみえるまち

つくば市の「ビジョン」として、よく目にしたり耳にします。
たとえば、

と。

ビジョンとは自分達がどうありたいかを表現したものであり、将来像や展望と読み替えることができます。自治体のビジョンも総合計画等で謳われていると思いますので、それらを確認します。

出典:自治体DX白書「自治体DX入門編④ミッション・ビジョンとは?」

つくば市のビジョンして喧伝されているので、つくば市の総合計画に相当する「つくば市未来構想・戦略プラン」を見てみると

書いてない。

未来構想で示されているのは

Ⅰ 魅力をみんなで創るまち
Ⅱ 誰もが自分らしく生きるまち
Ⅲ 未来をつくる人が育つまち
Ⅳ 市民のために科学技術をいかすまち

出典:つくば市未来構想「まちづくりの理念及び目指すまちの姿」

の4つ。本文中にも「世界の明日がみえるまち」なんてどこにも書いてない。
そして改めて、よくよくつくば市ホームページのトップを見ると「世界の明日がみえるまち」なんてどこにも書いてない。


パンのまちつくば

ちょっと前はよく聞いたような気がしますが、ネットの情報が見つけられませんでした。継続調査。

ラーメンのまちつくば

スポーツのまちつくば

つくば市の方ではスポーツ推進計画のスローガンを「スポーツで “つながる” まち つくば」という言い方をしてますね。

アートのまちつくば

○○都市/○○シティ


研究学園都市

「筑波研究学園都市」(≠つくば市)の歴史とか変遷とか、この辺のページも参考になります。

国総研資料第815号
「筑波研究学園都市の現状と諸課題にみる都市形成過程上の問題」

筑波研究学園都市の形成過程を3 期に分け、それぞれの時期における都市形成上の課題となった点を考察し、分散型都市として成長したことを示した。調査は関連する諸機関の担当者へのヒアリング調査と収集資料の分析を主体に進めた。なお、関西文化学術研究都市の概略を参考として対比した。
 序 章  筑波研究学園都市の時期区分と記述の視点
 第1章  第1期:閣議了解から概成まで
 第2章  第2期:官・民による都市機能の充実・発展期
 第3章  第3期:つくばエクスプレス開通後
 第4章  関西文化学術研究都市
 第5章  まとめ:視点別の考察と総括

出典:国総研資料第815号

国際都市

SDGs未来都市

環境モデル都市

スーパーシティ

スーパーシティとは、AI(人工知能)やビックデータ(膨大なデータの集合体)等の未来技術を活用することで、生活の中の「困りごと」の解決を図り、住民が「住みたい、住み続けたい」と感じるより良い未来社会を実現することを目指し、データの利活用と規制・制度改革を推進し、暮らしを支える様々な最先端サービスを地域に社会実装していく取組です。

つくば市が目指す、20世紀テイストが漂うスーパーシティのイメージ図。

つくば市は2022年3月4日で、つくば市がスーパーシティ特区に指定されることが原案了承されたというプレスリリースを出しました。

内閣府の「スーパーシティ型国家戦略特別区域の区域指定に関する専門調査会」に国のヒアリングで用いられた資料が掲載されています。

画像出典:第3回スーパーシティ型国家戦略特別区域の区域指定に関する専門調査会 配布資料 「つくばスーパーサイエンスシティ構想」

同じ会議でプレゼンした大阪府・大阪市は自治体名でのプレゼン資料になっていますが、つくばについては「つくば市」ではなく「つくば市長」なのがひっかかりますが。

画像出典:第3回スーパーシティ型国家戦略特別区域の区域指定に関する専門調査会 配布資料「大阪府・大阪市スーパーシティ構想」


スマートシティ

行政サービス、交通、医療・介護、インフラといった、地域が抱える幅広い分野の課題を、ICT等の先端技術やデータを活用することで解決し、誰もが安全、便利で快適に暮らせる、持続可能な市民中心のまち

ゼロカーボンシティ

環境省では、「2050年にCO2(二酸化炭素)を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らが又は地方自治体として公表された地方自治体」をゼロカーボンシティとしています。




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