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寫残録_129 COSINA NOKTON40mm ~Zマウント

COSINAのNOKTON40mmについて、ひとり言


Zfとマニュアルレンズ

ヘリテージデザインに似合うレンズ。
そして、あらたな機能として、MFモードで被写体検出が備わったZfで、当然マニュアルレンズで撮影を楽しみたいという気持ちは必然だと思う。

「FTZがもう少しカッコよかったら」と、少し前にnoteに記した。
いま、ZfにFTZを使う気になれない。
※FTZⅡは、Z6Ⅱでたまに使っている。

COSINAの40mmを選択

ちょうど1年ほど前、2022年10月26日に発売がされたCOSINAのレンズが手元にある。
Zマウント用の“NOKTON 40mm f1.2 Aspherical”だ。
COSINAのHPには、「なめらかで大きなボケが楽しめる大口径レンズ」と記されている。

購入時、COSINAが「フォクトレンダー史上最高性能の標準レンズ」としているAPO-LANTHAR 50mm F2 Asphericalと、「フォクトレンダー史上最高性能の準広角レンズ」のAPO-LANTHAR 35mm F2 Asphericalの3択だった。

DX(APS-C)で使うことも考えると、50mmは75mmとなり中望遠ということで、標準好きの私は、35mmと40mmの2択に絞る。

35mmはDXで42.5mmと標準に近いが、FXではやや広角。
「フォクトレンダー史上最高性能」という謳い文句に後ろ髪をひかれながら、FXで使うことをメインに考えて40mmを選択。
DXでは60mmとなり、やや狭い画角ではあるが、“NOKTON 40mm f1.2 Aspherical”なら、FX(フルサイズ)でもDXでも使いやすいと決めた経過がある。
お小遣いが溜まったなら、35mmもと、自分に言い聞かせる。


なめらかで大きなボケが楽しめる大口径レンズ

フォクトレンダーのレンズで開放F値がF1.5よりも明るいレンズに与えられている「NOKTON」という名称にもそそられる開放1.2という明るさ
金属製銅鏡の質感、フォーカスリングを回したときのトルク感など、写りを楽しむ前ですら、笑みが浮かぶ。
そして、マニュアルで撮影する楽しさ。
Zマウントの専用設計であり、電子接点があることで、手ぶれ補正も拡大にも対応ができる。機能を活かせることができるのは、うれしい。
大きさはコンパクトだが、315gと、やや重く感じる人もいるだろうが、レンズを持つ手に伝わる質感が、重さを感じさせない。

レンズ構成が6群8枚で、そのうち2枚に両面非球面レンズが使われ、絞り羽10枚、フィルター径58mmと大口径など、写りも秀逸。
本当にボケも楽しめ、開放で撮りたくなるレンズだ。

難点が一つある。
レンズ先端にある絞りの位置だ。
そこだけはどうしても慣れない。
慣れるために、使うしかないのだろうが。


COSINAは昔から

COSINAで思い出すのは、Fマウントの“Carl Zeiss Planar 50mm f1.4ZF”だ。
フィルム時代、どうしても欲しくて、お金を貯めて買ったレンズ。
いまも、私の相棒として現役のレンズ。
このレンズも、COSINAが手掛けたモノで、いいレンズだ。
Carl Zeiss Planar 50mm f1.4ZFは、いまでも私に撮る楽しみを与えてくれている。
また、COSINAが、ZマウントのPlanarをつくってくれたなら、とも考える。

“NOKTON 40mm f1.2 Aspherical”は、まだ付き合いは短いが、私の相棒として長い付き合いとなる予感がしている。
そう思わせるいいレンズなのは間違いがない。


絞り2.2のボケ
f2.2 1/1250 ISO100
PC : ネオパン
f1.2 1/200 ISO100
PC : ディープトーンモノクローム
f1.8 1/1000 ISO100
PC : ディープトーンモノクローム
f2.5 1/400 ISO100
PC : ディープトーンモノクローム

※作例にもっと載せたいのですが、街中のスナップがほとんどで、人の映り込みがあるため、控えます。
すみません。


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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