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初めて参加したコミュニティがCforCでよかったという話(追記あり)

CforCが終わった。

CforCというのは、"子どもが孤立しない社会をつくることを目指し活動する認定NPO法人"であるPIECESがやっているプログラム。詳細は最後のほうのリンクで見てほしいけれど、少し引用してみる。


複雑で豊かな子どもの願いに目を向ける大人を増やしたい
子どもたちの隣で、子どもたちから紡がれる風景を一緒に眺めていると、その内面にある多様性に、豊かさにハッとします。

表面に見える言動や、大人が困ったなあと思うような行動だけに目が向きやすいけれど、
子どもたちは日々たくさんのことを自分なりに感じ、自分なりに意味付け、自分なりの物語をつくっています。

(中略)

子どもの豊かさを大切にするプログラム
意図せずして大人や社会の物差しを子どもに差し出している時に、少しだけ立ち止まって、子どもが何を思い、どんな気持ちで、何を願っているかを知ろうとするマインドをもった市民を増やしていきたい。

だから私たちは、子どもの孤立が深まる前に、地域の中で子どもを見守り、子どもに寄り添う市民を増やすためのプログラム「Citizenship for Children(CforC)」を実施しています。

(https://www.pieces.tokyo/campaign2021より)

具体的には、
講座で学ぶ
(子どもと接するときの知識やマインドセットを専門家や実践家から学ぶ)
・仲間と一緒に学ぶ
(仲間と一緒にゼミや、子どもとの関わりを振り返るリフレクションを実施)
・アイデアをかたちに
(地域のなかで、子どものために自分ができることを始める)
などを行っていく。 

内容についてはあまり上手く伝えられる自信がないので、ここでは純粋に感想を書くことにする。

参加前のアンケートに『オンラインのコミュニティは初めてなので不安です』と書いた記憶がある。ただただ、想像がつかなかった。

あとアンケート項目が膨大でビビっていた。前述の引用のような言葉がなんかいいなあと感じた位で申し込んだことを、軽く後悔した。

結果どうだったか。

CforCは、オンラインのコミュニティに参加するのが初めてでも、というか初めての人にこそおすすめだった。

まず書いておくけれど、わたしは真面目な参加者とは言えなかった。期間中ずっとプログラムに熱中していたかと言われると言葉につまる。

参加は0~1歳の娘の育児の傍らだった。家族との時間を優先してゼミを無言で途中抜けしてしまったり、宿題も飛ばしたりした。(すみません)

忙しさのせいだけじゃなく、俯瞰しがちな性格のせいもあったかもしれない。『そんなに優しくなれない』とか『そんなに誰かのために熱くなれない』と思ってしまうときもあった。子どものために真剣な人たちが眩しく見えたこともある。

でも、みんな優しいのだ。参加者の人もスタッフの人も。

ゼミも講義も出れたらでいい。喋れたらでいい。耳だけでもいい。 パソコンが開けなかったら代わりに入力してあげる。宿題も無理しなくていい。等々たくさんの気遣いがあった。

それは『参加者に取って心理的に安全な場を作る』と言うCforCのポリシーのおかげだと思う。

だから最後までドロップアウトしなかった。なんならもっと関わりたくて雑談しましょうと呼びかけさえした。いい仲間が出来たという声は、他にも多く聞かれた。

プログラムを受けている間は少しだけ非日常みたいだったけれど、誰かのために動こうとする人しかいない場所のヒーリング効果だったのかもしれない。

(ちなみに、わたしのように子どもとまったく関わったことがない参加者の方は他にもいた。既に子どもと関わってる方の方が多くはあったけれど、それはそれで色んな話が聞けてラッキーという感じ。プログラム中に関わりを初めて持てた方もいた。

だから子ども未経験でも大丈夫ですよー。)

プログラムの内容も、うまく言えないけど、良かった。即効性というよりじわじわ効いてくるタイプ。(ハッシュタグから他の参加者の方のnoteも見れます)

「リフレクション」という誰かとのやりとりを細かく思い出して、それを客観的に振り返って色んな問いをたててみるという時間があった。それを何度も、違う場面で繰り返していく。

最初のリフレクションは同じ質問を何回も繰り返すもので、意味あるのかな?というのが素朴な第一印象。

でもびっくりすることに、そうしないと見えて来ない自分の願いがあるのだった。

その願いが意外なものに感じて、その場でひねり出しただけで本当の気持ちではないんじゃないかという疑問を持ったこともある。でも回を重ねていくうちに、それが確かに自分のなかにあったのだと知った。

過去を振り返るリフレクションは、向き合ってこなかった自分を洗い出す作業でもある。しんどいときもあった。

そんな中何度も出てきたのが『過去は消せなくて自分だけのものだから大切にしてほしい』という言葉。(大事なことは何度もいってくれるスタンスだったから、忘れっぽくても覚えられた)

過去の自分の気持ちをなかったことにせず振りかざしもせず、ただ抱きしめることをCforCで教わった。これから一生覚えておける、ギフトだと思う。

動画での講義も面白かった。話し手は子どもとがっつり向き合ってきた現場の人。その経験から得られたものが1時間くらい(倍速でも見れて全部字幕つき)の動画で伝えられる。そしてゼミで直接質問もできる。

スマホには、印象的だった言葉をメモしたものが眠っている。いつか自分の子どもや他の子どもたちを助けてくれるかもしれない。これもギフト。

全体通して、PIECESの人たちがたくさんたくさん考えて組んでくれたプログラムだと感じた。冒頭のアンケートの膨大さは、それを物語っていたのかもしれない。

最後に、子どもとの関わりがほとんどないけれど『優しい間』というワードに惹かれている人や、オンラインでのコミュニティ参加経験が少なく緊張するという人へ。

もしよかったら、来年以降のCforCに参加してみてほしい。その機会があることを願って細やかながら寄付を続けていく。(今後の活動継続のための寄付を募集中で、可愛いシールがもらえるキャンペーンは1/31までだそうです)



*追記*

最後のゼミの終了直後に上の文章を書いてから少し経った。

来週、約1年半の育児休暇を終える。娘と二人の日常から、社会へ戻る。今すごくはくはくしているというか、胸がいっぱいになっているところ。つわりがまた来たみたい。

周りの環境でいくらでも変化しうるのが人間だと思う。環境が変わり、求められるものや見るものが変われば、感じることや振る舞いも変わるかもしれない。

変化したあともわたしだから、受け入れたいとは思う。ただ、今のわたしをわたし自身がだいぶ好きだと思えたから、正直名残惜しい。

もしかしてこれからのわたしを嫌いになってしまわないか、不安になっている。

なのでCforCで最後にもらった修了証を、小さいアイコンにして待受画面の隅に貼り付けた。

プログラムを伴走してくれたスタッフの方がひとりひとりに書いてくれたもので、読み返すとじんわりする。

好きになれた自分がいたことを忘れないために。これからの自分も、きっと好きになれる、大丈夫だと、エールを送るような気持ちで。

書きながら涙が出ていた。自分の感情がちゃんと出せたのかな、とプログラムの内容を思い出しつつ考える。

CforCがくれたギフトがまだあったと言うことを書き添えて、本当に終わりにする。

ここまで読んでくれてありがとうございました。