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Creative&Calm 穏やかにクリエイティブに働くには

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穏やかにクリエイティブに仕事するには? Creative & Calm を掲げ、日々、穏やかに創造的に思考を巡らし、 さまざまなプロジェクトに情熱を持って取り組んでいます。 …
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#フリーランス

Basecamp / 37signals から学んだ仕事観、働き方とその思想

私は大学院卒業後の翌日4月1日からフリーランスのデザイナ、そしてオフィスも当然なく(そんなお金ももちろんない)、家で働き始めた。 仕事はなかったけれど、働き始めた。最初からリモートワーク、ノマドワーク。当然、仕事観、働き方は誰も教えてくれなかった。名刺交換の仕方はGoogleが教えてくれたが。 上司という存在への憧れそんなこんなで仕事をスタートしていくなかで、自然と「上司がいることへの憧れ」を持つようになった。「就職をしておけば良かった」と思うことはないけれど「上司がいた

iPhoneで仕事がデキる男への憧れ

私はiPhone でメールを書くのが億劫、苦手だった。 メモを取るには最高のツールだけれど、メールや長文はまったく気が乗らなかった。仕事なんてとんでもない。 iPhoneで仕事なんてしなくていい。 だって、リュックにMacBookがあるじゃないか。 一時期、家族の事情で病院に通う日々が続くことがあった。 急いで病院に向かう。長い時間で病院で待つ。 落ち着かない気持ち、細切れな時間、丸椅子と車の中。 カフェでソファーに座りながら、 自宅の仕事部屋でお茶でも煎れて、 そんな

Pink Floyd と私の仕事観

2003年4月1日。私は、就活も就職もしないまま、大学院終了の翌日からフリーランスとして仕事をはじめた。仕事はなかったけれど、仕事をはじめた。 そしてこの日、この曲を聴こうと思ったけれど、なんだか怖くて聴けなかったことを覚えている。 確か中学2, 3年生の頃、「世界で最も売れたロック史上に残る名盤」という触れ込みに誘われるがまま、アルバム「The Dark Side of the Moon」を買った。 邦題は「狂気」。 その4曲目「Time」に私は打ちのめされた。作詞は