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【400字小説】どこかのマクドナルド

世界どこのマクドナルドでも書ける。
ロサンゼルス、ブリスベン、上海、高円寺……。
キルギスのどこかにマクドナルドあるのか知らない。

白い蜂蜜を買おう。
甘い物には目がないナホちゃんが
お土産に買ってきたそれを食べたな、コロナ禍前。
サクッとして、次第に口の中で溶けて
甘みが広がった蜂蜜。

あれが別れの日で
「スリジャヤワルダナプラコッテ行っても
小説書き続けてね」と言ってくれた。
幸いインターネット社会だから、
スリランカに行っても日本語で発信は出来るゼ。

ナホちゃんが「今度会うときは、
わたし痩せて誰だかわからないくらいになってるから」
と言ったので、「僕もね」と言ってから失言だったなと。
ナホちゃんはあはははははは~と笑ってたけど。
貧乏揺すりしてたから、イラッとしていたんだな。
デリカシーに欠けるわたしを反省。
それすらも400字に落とし込んでしまう
性癖に嫌気すら。

ここは長野のマクドナルド。
ナホちゃんよりかわいい人はいない。

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