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【なかがわよしのの61曲カヴァー企画】「若者のすべて」フジファブリック
還暦なのに高明は恋を。それも30歳年下の既婚者に。彼女とどうにかなりたいわけではない。高明は妻を愛していたし、一人娘もそろそろ結婚する予感がしている。
《そんな落ち着くべき年齢で、恋に浮ついていてみっともないとはわかっているけれど、止められないから恋だ。そういえば妻との恋愛にもときめいたな。いつ恋人から家族になってしまったのだろう……。まあ、恋は若者の特権だから仕方ないか。》
と高明は。でも、「だとしたら、自分の生きる意味とは?」なんて考えが逸脱。無論、それは妻を悲しませないことだ。娘は自立して恋をし、子どもを産むだろう。そうなったらそこから先の人生は高明と同じく、彼の娘自身のものではなくなる。それでいい。
密かに片思いしようと心に決めたら、妻に堂々と不倫されて離婚を切り出された。慰謝料もきちんと払うって。相手の年齢を聞いたら20代後半だって。恋は若者だけのものではないんだと高明は気づいた、手遅れ。
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