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脱北者野球チーム、アメリカへ行く part1 

記事を開いてくださりありがとうございます。

タイトルにもある通り、アメリカへ行ってきました。
自分のSNSのアカウントを知っている方であれば、Xやインスタで投稿をしていたので、ご存知の方もおられたと思います。

日程の詳しい内容の記事ではありませんが、渡韓・渡米前までを少し振り返ってみたいと思います。あくまでもほぼ自分用のメモみたいなものなので、大きな期待をせずに読んでもらえると幸いです。




10数名の学生や教師、ガイドなどたくさんの人数での行事ということもあり、交通費や滞在費などの資金面で難しいところ、今回の訪米は寄付により実現することができましたと聞いております。支援者の方にはお礼を申し上げます。ありがとうございます。

日本編

 今回の訪米は大体4月から5月ぐらいだったでしょうか。そのころにお話をもらったと記憶しています。2月に帰国して以来、学校の先生や監督・コーチ、団体の人と会うのは、人にもよりますがだいたい6か月ぶりになりました。
 今回の渡米にあわせて、朝日新聞さんが記事を出してくれるということで、3年半の間コーチをしていたことから取材を受けることもありました。一度、チャレンジャーズに改名する前に取材をして記事にしてくださった記者さんが、アメリカに遠征することもあって、記事化された後のチームについて知りたいとのことで、2020年からチームに参加していた自分に取材のお話が来ました。取材中、話が上手ではなく、良いエピソードも思い出せれない自分でしたが、素敵な記事にしてくださりありがとうございました。
その記事はこちらから↓

 その後は、学術セミナーに参加したり、国立国会図書館で北朝鮮の野球について調べ物をしつつ、渡米のためにいろいろと準備をしていたらあっという間に7月になりました。韓国には渡米の前日に行く予定で準備していたのですが、急遽7月13日に渡韓することが決まり、大慌てで必要な買い物をして出国していきました。その理由は、すでに朝日新聞の記事にもありますが、7月14日に関係していきます。

韓国編

 2024年7月14日。この年からこの日は「북한이탈주민의 날」(北韓離脱住民=脱北者の日)と制定され、この日を前後に様々なところでいろいろな行事が行われていました。
 脱北者野球チーム、チャレンジャーズも同様です。今回は、なんと韓国大統領室からの招待で、訪米の出発式をしてくださりました。簡単にまとめられた動画が、大統領の公式YouTubeから出されているので、ぜひご覧ください。 動画→ https://youtu.be/U6lYJNkgVtM?si=NfVvKsuDawA6GDnR 
 

 出発式では、チームがあるヨミョン学校の生徒や訪米参加学生の家族なども参加されたなか、チャレンジャーズの歴史、今回の訪米目的、素敵な選手・コーチ・監督の紹介動画、大型野球ボールに「자유를 향한 홈런(自由に向けたホームラン)」のサインなど、様々な時間を設けて盛大に出発を祝ってもらいました。記念式典中、尹錫悦大統領とは3回も握手する機会がありました。実質、大統領との個別握手会、スペイベです(違う)出発式後はフォトタイム、ちょっとした記念品として、腕時計をもらった後に、参鶏湯を食べ、解散となりました。

リハ中の一コマ
ユニフォームは自分のみ当日にもらったので、紹介動画では上手に編集されたものが使われていました。

 

腕時計の外箱
シンプルな腕時計でした


 この出発式や訪米に関しては、韓国語で「脱北者 野球」などで検索されるとおそらく様々なメディアから、記事も出されているので、もしお時間がありましたら検索して読んでもらえると幸いです。

 出発式を行った翌日の7月15日。この日は、第22代国会議員選挙にて当選された脱北者議員の박충권さんとの面談がありました。面談では選手一人一人自己紹介をし、野球を始めた経緯や感想などを述べていました。
 国会議員の議員室での面談であったので、学生らは少し緊張気味ではありましたが、有意義な時間だったと思います。面談後は議員会館で参鶏湯を食べ、外で少し写真撮影をして解散となり、18日までのフライトまで各自英気を養いました。
 박충권さんのFacebookにこの日のことを掲載してくだったので、リンクを共有します。もし閲覧できないようでしたら、박충권議員のFacebookアカウントの検索後、7月15日付の記事を見ていただけると、チャレンジャーズのことを述べてくださっています。

 正直、日本では取材一つ、韓国でも出発前のイベントも2つのみでしたので、書こうにもなかなか書ける内容が少ないため、駄文な記事になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。アメリカでの体験はまた別の記事にしようと思います。(なにせ10泊11日のスケジュールでしたので、書こうとするととても長くなりそうな気がして…)
 おそらく、こちらの公式ホームページにて、活動内容などが報告されていくと思いますので、ぜひサイトのブックマークをお願い致します。

余談編

 韓国滞在中、自由時間がありましたので、本も書店も大好きな自分ですが、久しぶりに韓国の書店へ行ってきました。今回は研究用の本を調達しました。永登浦の東横インに滞在していたので、永登浦の教保文庫とアラジン、光化門の教保文庫、鍾路のアラジン、江南の教保文庫をまわっていました。
 購入した本はこちらの4冊で、南北と多文化に関する本になります。

이우영(2024)『갈라서며 다가서는 남과 북 사회이야기』선인.
https://product.kyobobook.co.kr/detail/S000213636688 

김용찬(2024)한국의 다문화와 이민정책 담론』한국학술정보.
https://product.kyobobook.co.kr/detail/S000213383444

유두련(2024)『한국의 다문화와 다문화가족 담론』한국학술정보.
https://product.kyobobook.co.kr/detail/S000213383419

은유(2021)『있지만 없는 아이들: 미등록 이주아동 이야기』창비. 
https://product.kyobobook.co.kr/detail/S000000612896

 있지만 없는 아이들は、当初購入希望リストにはなかったのですが、アラジンのお店で、見物していた時に目が入った書籍です。この本は未登録移住児童のお話の本ということで、購入してみました。
 当初の予定では、教保文庫で別の本をいくつか購入する予定でしたが、予算や日本へ国際郵便すること、内容的に即時必要かどうかを考え、今回は購入を断念しました。個人的には、こちらの本を次に購入して読んでみたいと思っています。

정서윤(2024)『어떤 불시착』다른.
https://product.kyobobook.co.kr/detail/S000213430115

 もう一つ番外編として、仁川にある素敵なカフェの紹介です。7月18日は夜のフライトでアメリカに向かうということもあり、17時の空港集合までかなり時間はありました。外は豪雨警報?注意報?も出されていたほどの大荒れの天気ではありましたが、次いつ韓国に来れるのかわからないため、ずぶ濡れ覚悟で、一時スーツケース2個を空港の配送会社のカウンターで保管してもらい、バスに乗って移動しました。
 カフェの名前は、차덕분(茶徳分)といいます。場所は、仁川空港がある仁川中区永宗島のほぼ最東端と言っていいところです。近くには月尾島へ向かう船も出ている港もあります。

 このカフェを知ったきっかけですが、自分は乃木坂46のファンでもあり、推しメンの一人でもある阪口珠美(写真集発売おめでとうございます。卒業されたのは寂しいですね)さんがインスタにあげていたことです。

 場所も場所ですし、いったいどうやって見つけたんだろうと不思議でしたが(もしかして結構有名なのですか??)、聖地巡礼ではありませんが行ってみることに。ちなみに仁川空港第1ターミナルからは、約1時間1,700ウォンかけてバス1度乗り継ぎ(202→203)か、約20分16,400ウォンかけてタクシーの選択肢になると思います。自分は時間も余裕ありましたし、T-moneyにもお金が入っていたので、バス一択で向かうことにしました。(バス乗車中には小雨、降車後に土砂降りでした泣)
 最寄りのバス停からは少し歩きますが、道も簡単で迷うことはないです。降りたら海のほうへまっすぐ向かい、船のチケット売り場を過ぎてすぐに左に曲がる道を左に行けばすぐにつきます。一階に구읍뱃터 어시장というお店の文字が見えるビルに入り、8階にあがればカフェがあります。

カフェ入口

 カフェ店内は広く、テーブル席とお座席があります。自分は窓側にあるお座席へ。お茶葉も販売しているようでした。また、様々な急須やお茶のコップも展示されています。
 訪問当日は大雨ということもあり、お客さんは多くありませんでした。ですが!お一人様のお客さんは自分だけだったようで…おひとりさま天国を満喫していました。
 写真をもともと撮らないタイプなので、メニュー表を撮影するのを忘れましたが、냉차(冷茶), 화차(花茶), 잎차(葉茶)がありました。ほかにもコーヒーや、かき氷、アイスクリームや茶菓子などもあります。

アイス柚子紅茶

 座る席を決めて、カウンターで注文したら、店員さんがお茶を運んできてくれて、飲み方を教えてくれました。雨で疲れた体を癒しながら、外の風景を楽しもうとは思いましたが、御覧の通りに雨!!という感じです。

外の景色

 インスタグラムや、韓国のNaverブログなどでレビューを見ると、晴れた日の景色は絶景です。船が見れたり、対岸の橋やアパートが見えたりします。次は晴れた日にリベンジしたいですね。その時はおひとりさまではなく。

이곳에서의 남다른 시간, 인연, 뜻밖의 감정 모두 정성스레 준비한 한잔의 차 덕분이길 바라며

数少ないオタ活を楽しむ自分
左写真は、阪口珠美instagramより

 今回はお客さんの人数も少なかったので静かでしたが、おそらく人が多い時でもある程度静かで落ち着いた雰囲気のカフェなのではないかと思っています。また、お店のインスタには、予約ではありますが、モーニングやランチのセットも販売しているとのこと(2024年8月現在、一時中止中)で、旅先の一つにどうでしょうか?

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