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「スポーツ」note

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スポーツに関するnoteをまとめています。 (原則的には私が書いた記事) スポーツは「体現」という意味でもクリエイトと共通部分があると考えます。様々な場面でも応用できるでしょう… もっと読む
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2017年10月の記事一覧

証明

こうすれば、こうなる。 単純に方程式が成立し、何時でも証明できれば楽かもしれない。 「こうすれば、結果がでる!」 「こうやるんだよ!」 簡単で力強い言葉だけど、実際には証明などできない。 数学も、最初は算数から始まり、少しずつ高等になっていっても、まだまだ「今までに証明されたこと」を学ぶ段階をなぞっていく。 しかし、ある位置まで来ると、まだ証明されていないもの。仮説で止まっているもの。証明できるかどうかも解らないもの。 そんなものに溢れていく。 そこはほんの僅か

ある陸上競技選手の足跡:出雲駅伝:大学4年次

一番印象に残ったのが4年次。とにかく負けて悔しかった思い出。それしかありません。 その年、駒大は全日本、箱根と制したので出雲さえ勝っていれば三冠だった。もちろんそれは結果論でしかなくて、その時点では前年度に順大が三冠を遂げており、こちら駒澤大学としては奪回する挑戦者という立場だった。 以下、有料部分になります。

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モチベーション:はあちゅうさんのツイートを見て

はあちゅうさんのモチベーションについてのツイートを見て、様々な場面で感じることを書きます。これがはあちゅうさんのつぶやき。以下、このツイートが疑問形だと思って、勝手にここで回答を。反論、という訳ではありません(笑) この投稿にコメントをつけている方が居られますが、「モチベーション」と「テンション」の履き違いがあることも要因かもしれません。 「モチベーション」という言葉自体が幅を広く認知され、意味を持たされてしまっているため、そもそも何を示している言葉なのかが解らなくなって

"邪念"になりかねない"目標と評価"志向

目標を立て、達成する為に、一つずつクリアしていく。そのやり方を否定する人は少ないでしょう。しかし"こういう考え方、やり方"で取り組まれている人も居るので、ちょっとだけ考えてみてください。 例えば箱根駅伝なら「憧れや走るのが得意だった」というスタートで取り組みだしたとしましょう。人より速かった。伸びが突出していた。それを才能と呼ぶかどうかは解りませんが、確かに人より向いている感じがした。そして取り組めばそれに対応した結果や実績が残り、そうして続けてきた。 こういう人は結構居

自分が指導する意味

エントリー「読者想定と自分の経験」でも触れた自分が書く理由。これと同じような話で、次は「自分が指導する理由」を考えてみます。 指導者として取り組み続け、学び続けた経験。現役時代の経験などもありますが、そのあたりまではある程度の指導者なら共通点が多いと思います。 しかし、囲碁(「囲碁を通じて、人生のベースとなった考え方について」)や自分の今までの取り組みや、読書・・・なんでも良いのですが、体験、経験を通じて出てきた「何か」は人とは全く異なります。全く同じ人は居ないと思います

「イチロー選手が進むべき道、目指すべき場所」

「小松さん、僕は50歳まで現役でプレーします」  26歳のイチロー選手がそう言ったとき、私はさして驚かなかった。彼が野球場でプレーし続けることを、どれほど楽しんでいるか、知っていたからだった。 「僕は監督には向きませんよ。指導者は無理です。だから、ずっと現役がいい」  私が頷くと、彼はこう続けた。 「50歳でプロ野球選手なんて、常識では考えられないかもしれませんが、僕は想像できるんです。その年になって、自分がプレーしている姿を」  私は嬉しくなり、彼の肩をぽんと叩い

専門領域、専門種目

好みで決めるのもいい。 結局、その場所で戦っていくのは自分自身だから。 ただ、未経験で、未知の世界を歩むのに、 先人や指導者、メンターの話をちょこっと耳を貸すのは良いと思う。 本来、"専門"となるのはしっかりとした土台を創り上げていく段階で、自分が得意だったり、強く興味を惹かれた分野などで決まってくると思う。 また、時期もあると思う。 例えば、最初は1500mでデビュー。以降、3000m→5000m→10000m→ハーフ→マラソンという流れは中長距離選手にとっては典型的

本:指導者、監督と言えば・・・

一番参考にしているのがサッカー関係の本。ノムさん本も結構読んできた。 あとは、平尾さんとか。ちょっと参考に挙げてみたい。 『大切なことはみんなピッチで教わった 名将グアルディオラ58の教え』アレックス・マルティン 『グアルディオラのサッカー哲学 FCバルセロナを世界一に導いた監督術』 フアン・カルロス・クベイロ 『モウリーニョのリーダー論 世界最強チームの束ね方』 ルイス・ローレンス 読み応えがある、と言うべきか、やはり中身が濃い。「監督本」と言えば良いのか、学べる本

箱根駅伝を通じて

本日投稿したのが以下のエントリー。 「箱根駅伝の宣伝効果」 そして、箱根駅伝を通じて一番感じるのはこの稿「コミュニケーションツール」でも触れた部分。 箱根駅伝出場を目指すことで、多くの人が関り、ネットワーク、その世界を形作っていく。これはチームにおけるスタッフ、学生だけでなく、大学関係者も、OBOGも、メーカーの方、ライター、エージェント、就職関連の方々、メディア・・・ 挙げればキリがないくらい多くの人が、様々な立場で濃淡に差異があっても関わっている。運営、警察、地元の

箱根駅伝の宣伝効果

これほど「箱根駅伝」が有名になれば「宣伝効果」があるのは誰しも想像が付くと思います。大学名、個人名、所属学生/教職員/OBOGの誇りや愛着などにも影響が大きくあります。他にもメーカー、関連企業にも大きな効果をもたらすことが知られています。 その「宣伝効果」に関して有名な論文があります 「本学の箱根駅伝のメディア露出の計測と広告費換算:2007~2009年の推移」山田満(2010)、順天堂スポーツ健康科学研究1巻4号 「2013年箱根駅伝における順天堂大学の主要メディアへ