【レジュメ】読書会:「赤目姫の潮解」
狼煙読書会:第1回レジュメ
【あらすじ】
・一章:
篠柴と鮭川、赤目姫がボートで館に渡る。駱駝(犬)になろうと思えばなれるという論理が主張される。また、マタイから移動するオアシスの話が展開される。篠柴と鮭川が過去の思い出話について語る。
・二章:
過去回想。チベットで赤目姫と会ったエピソードが話される。緑目王子と会う。穴に落ちると吹き上がる装置、曼荼羅、そしてメリーゴーランド。これらに法則性があると主張される。また、存在世界は黒い流れであると緑目王子が話し、赤目姫が応答。この最中、篠柴は意識が朦朧とする。
・三章:
話は二人の会話に戻り、赤目姫とデートをした鮭川の話が展開される。途中で、赤目姫は予定があるといい、仮面をした男と連れ立っていく。
・四章:
この仮面の男が、篠柴が意識が朦朧とした後に成り代わった人物である。緑目王子の父親である。赤目姫が緑目王子を消し去る(拡散させる)。その後、篠柴に戻る。扉の先にいるのは誰かと問われて、「この部屋は天文台だよ」「誰もいない」「でも、宇宙には通じています」。
・五章:
男がパティ(シンディ)とドライブをしている。パティはシンディを病室で殺す。ナイアガラの滝に行きたいと言う。
・六章:
ミス・クーパがナイアガラの滝に行きたいという。ロビンス卿に、クーパは明日君(僕)をドライブに誘うだろうという。クーパとドライブに行く。人間を食い殺さなければ人間に戻れない2匹の虎の話が出る。ナイアガラの滝でもう1人の僕に会う。酒川と医者(篠柴?)。
・七章:
ウィリアムとロビンス卿の館にマタイが来る。地表面のズレについての議論をしているうちに、川が館に来る。駱駝が流される。ミキが登場する。マタイはミキの人形だった。
・八章:
ミキの元にタリアが訪れる。遺伝子アルゴリズムの話が展開される。
・九章:
鮭川と篠柴の話に戻る。お互い、意識が混迷した事について語り、これはアクシデントだと主張する。宇宙は存在するのかという議論。赤目姫がキーであるとの主張。鮭川が呑まれる(?)
・十章:
赤目姫が意識の混線について発表を行う。最中、襲撃される。赤目姫は次々と意識を移して敵に勝利する。赤目姫とタリアとの会話。科学者は自分の予測に合うものを好むという話が展開される。
・十一章
・十二章
ミス・クーパと男、マタイ間で話。ロビンス卿が床に伏せているという話がなされる。三木は今は黒い瞳をしている。人形遊びをするタリア。が戻って、クーパと話をするマタイ。地面は海に浮かんでいるので、やがて流れ落ちてしまうという話と、若干の傾きから、私達の世界はどこかで狂っているという話がなされる。
・十三章
対話。
《一旦途中で仮公開、続きは時間ある時追記します》
【作品問題】
・感想を語り合おう(好きだったシーンやトピック)
・解釈が難しかった箇所を共有しよう
【哲学的問題】
・全ての一人称は同じ僕か?
・この作品における世界をどうみなすべきか
→私達の世界と同じく真の世界なのか?それとも、作中作?夢?バーチャル世界?
・実際の世界に必然性はあるか
→必然性がある/ないとして、創造主は存在する/しない?
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