【コラム】コムドットのライブを評論家がガチ批評する【2024/05/27】

著者プロフィール:

 抜こう作用:元オンラインゲーマー、人狼Jというゲームで活動。人狼ゲームの戦術論をnoteに投稿したのがきっかけで、執筆活動を始める。月15冊程度本を読む読書家。書評、コラムなどをnoteに投稿。独特の筆致、アーティスティックな記号論理、衒学趣味が持ち味。大学生。ASD。IQ117。

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※記事のタイトルは煽りである。「評論家」は基本的に誰でも名乗っていいので名乗っているが、ガチ批評などしていない。

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 コムドットのライブ動画を見た。なぜか。ショート動画が流れてきたからだ。タイトルは覚えていないが、「最高すぎる」みたいなノリだった気がする。

 それで、聴いた。最高だった。おいおい、どうしたんだよ、と思う方もいるかもしれない。お前はもっとこう、硬派なノリの奴じゃなかったのか。少なくとも、コムドットやレペゼン地球、すとぷりなんかは嫌悪してそうじゃないか、と。

 いや、初めてお前の記事を見たから、お前の事など知らないよ、と思う方に言っておくと、僕はこのように思われるタイプである。で、そんな僕であるが、コムドットもレペゼン地球もすとぷりも、好きかどうかと聞かれると、部分的にはい、と答える。アキネーターである。

 何が素晴らしいか。まず、曲が素晴らしい。彼らのメインコンテンツである動画の事などはどうでもいい。曲がいい。ポップなメロディ、しっかりとある盛り上がり、そして振り返って歌い出す演出。恐らく、「ヤマト」である人物。普通にクソイケメンじゃないか。青春ものである。

 僕が好きなのは純粋青春ものだ。拗らせた・尖った少年による、センチメンタル的青春小説は嫌いだ。なぜなら、後者は単に僕の人生だからだ。共感してしまうと、辛い。辛くて読めない。僕は同級生の明るいタイプの子がいつも好きだった。彼らは優しい。この動画はそのような純粋な青春を体験させてくれる。

どんなことでも乗り越える、五人で行こうぜコムドット

 僕は穿った見方をしてしまうタイプの人間なので、大衆嫌いで、従って大衆の好きなコンテンツも毛嫌いしていた。つまり、中身を吟味していないで嫌っていたという訳だ。ならば、中身の良さにサクッと堕とされる。中身が嫌いな人はないだろうが、僕は毎回やられている。

 せめて抵抗したい。抵抗したいし、リアルではコムドットを馬鹿にする事も言うだろう。それに、曲が良くて好きになった、というのは、騙し討ちされたみたいなものだ。恐らく、彼らの人柄は90%ぐらいで嫌いなタイプだろう。言わば洗脳だ。僕が宗教の開祖になる時は、音楽を使おうと決めた。

 兎に角、この記事で伝えたかった事は、インテリオタクも、大衆嫌悪も、気持ちに素直になろうということだ。すとぷりの曲は最高だし、レペゼン地球は普通に面白いし、コムドットのライブは素晴らしい。それを表明しよう。仮に、彼らが僕たちオタクを虐めまくってるタイプの人間たちだとして、曲の善し悪しには関係ない。行こう。大海原へ。それでは。


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