10/20 日経225オプション考察

本日は朝から会社の健康診断で出ておりまして、午前中はスマホを見れない環境だったのですが、終わって株価見てマジでビビりました。

まさか23700円を超えてくるとは思ってなかったんで、CALL売りの指値を入れてなかったのをちょいと後悔しました。

ただ、ヘッドライン的には大きなものは出てない感じですし、しかも週明けても日本市場の閑散は止まらず、今日は東証1部の売買代金が1兆6853億円まで落ち込みました。この閑散の中をスルスルと上げているわけですが、これがまた上昇トレンドの波に乗れたのかダマシになるのか正直分からない動きですね。

今日の動きで、押し目ないし短期下落トレンドへの転換を阻止した感じですが、チャート上はどうなっているか順番に見ていきましょう。

移動平均 日足

https://www.tradingview.com/x/5oa2yBXK/

今月ずっと引いている上昇ウエッジ型のトレンドラインですが、今日の動きはドンピシャでこの中に戻ってくる形となりました。安値と高値がほぼほぼ黄色と紫の中で動きました。
いや、都合よく今日書いたのではなく、今まで書いていた線を表示させて延長させただけですからね！ｗ

先週末までの下落の流れで、紫のラインを下抜けて25MAとの攻防という状況から一変、今日は5MAの上も維持する形となりました。

ただ、まだ今日の時点では上昇ウエッジの三角持ち合いをブレイクしているわけではないので、明日23720円ドコロの直近高値を抜けるかどうかですね。ここを抜けて上へブレイクすれば、週足での直近高値23800円、さらには24000円へのチャレンジということになると思います。

ただ、そのためにはあまりにも出来高が少ないので、出来高を伴ってこないとなかなか24000円を抜けるのは難しいのかなという気もしています。

ボリンジャーバンド　日足

https://www.tradingview.com/x/jE5XIlCV/

今日はボリンジャーバンドを確認します。

本日の260円高でまた+1σを奪還しましたので、日足5MAの上を維持していることと合わせて、また短期上昇フェーズへと戻ってきました。
しかも+2σが23760円ということで、直近高値の23720円、そして+2σの23760円を抜けてくる動きとなれば、短期で急上昇する可能性が出てきます。

ただ以前もボリバン検証で書きましたが、ここのところ+2σにタッチするとそこからバンドウォークを開始できずに反落、ゼロラインの25MAまで戻される流れを繰り返しています。

徐々に下値を切り上げての緩やかな上昇ウエッジ型持ち合いを3ヶ月続けていますから、いよいよ次に+2σをチャレンジすると上抜けできるのかな・・という期待もありますが、何故か+2σに到達するとバッドサプライズが出て叩き落されてるんですよね・・

いずれにせよ、まずは短期で上昇基調に戻った点は頭に入れておく方が良さそうです。

海外大口 オプション11月限手口

本日は月曜なので、先週末10/16までの残高実績が開示されています。
今回の開示幅は23125円～23625円の5つの行使価格帯です。いつものようにここを緑に塗っています。
緑の位置は残高が正しいということですね。

＜CALL＞
先週末はCALL売りが少し増えていたのですが、今日はまたCALLは少し買いが優勢になっています。

新たにC24125が208枚売り越しされて、累計173枚の売り越しとなりました。
そしてC24625が累計では62枚の売り越しと相殺されていますが、個別では大きな売買となっています。
アムロが894枚売り越し、それをモルガンが961枚買い越しで応じています。ちなみにモルガンはC24000を419枚買い越し、さらにPUT側でP23000を620枚買い越しという感じで、双方大きく買いを積んでいます。

C24125が173枚、C24250が1274枚、C24375が260枚と売りが積まれていて、まだ上昇しても24000円を少しオーバーシュートする程度のようなバランスでしょうか。

＜PUT＞
PUTは今日もまだ出来高は少なめで、売り買い交錯で開示価格帯が全て50枚以下という変化のない1日となっています。

ただしP23000は累計で50枚の買い越しですが、以下の形でバチバチにやりあっています。
買い主体：モルガン620枚、JPモルガン154枚
売り主体：アムロ474枚、ソシエテ255枚

ただ海外全体合算ではP23500の251枚買い越し以外は、下のP22500の342枚買い越しくらいまで大した玉にはなっていません。

買いが僅かで売りがほとんどなしという状況なので、逆に言えば下げ止まるメドがPUT売りでは見当たらないというところでしょうか。

ゴールドマン手口

本日10/19のゴールドマンはPUT買いCALL売りを250枚づつ入れてきています。
先週まで強気のブルシンセ、すなわちPUT売りのCALL買いで1100枚のポジションを取っていますので、今日は若干反対のヘッジを入れてきた感じですね。

ただし今日の上昇で、この流れを継続できるならゴールドマンのポジションが先月に続いてドンピシャということになります。

まだCALL買いを利確決済する動きはないので、主にCALL側でどう動いてくるか注目かなと思います。

アムロ手口

アムロは今日まずCALLで大きく売りを入れてきています。
前述したようにC24625を894枚売り越して、先週末まで366枚買い越していたものをドテンで528枚の売り長としています。

さらにC24000を419枚、C24125を206枚売り越して、かなりCALL売り側に振ってきています。

一方でPUTも売りを積んできました。
P23250を213枚、P23000を474枚など売りを増やしています。

ということで、アムロは上も下も限定的、すなわちレンジに戻るという見立てでしょうか。

日経平均先物 12月限月

本日10/19はラージ＋ミニは5024枚と大きく買い越しされました。日経平均は260円高とはいえ、今日は大きく先物主導で買われています。

しかしやはり日経平均が上がった日はアムロは先物を売ってきますね。2822枚の売り越しとなっています。
ソシエテ、JPモルガン、メリルあたりが大きく買い越しています。

一方で今日はTOPIXの方が+1.25%と日経平均よりも大きく上昇していますが、TOPIX先物は1086枚の買い越しにとどまっています。

明日の戦略

本日はまた大きく上昇して三角持ち合いに戻ったので、いよいよわからなくなってきました。
先週までの動きでは、一旦押し目モードに入るのかと思っていたので、先物ショートやPUT売りに警戒していたのですが週明けは真逆の動きとなりました。

日経平均としては明日持ち合いを上に抜けるか下に抜けるかを見て次の動きを考えようと思っています。
流れとしてはCALL売りを入れたいのですが、どこまで上昇するかが今日の時点では決めきれず、安易に今CALL売りすると焼かれそうな気がしています。

そこで、ここではNYダウの形を見てみたいと思います。

https://www.tradingview.com/x/jffU197S/

実はパラボリックでは陰転していますし、先週末10/16は大きな上ヒゲで5MAを割り込むという、形としては非常に不安になる嫌な形ですね。

なお、史上最高値は29568ドルでこれを緑のラインで引いています。NYダウはまだ2月の最高値まで1000ドル開いているということになります。

モメンタムも下降が続いていますので、これを跳ね返してまずは直近高値超えの29000ドルを達成できるかどうか。ここで上値を叩かれて押し目となれば、下手すれば日足でダブルトップにもなりかねません。

ただボリンジャーはバンドがじわっと広がる中でまだ+1σの上にいます。+1σが28467ドルなので、ここを割らずに日足の5MAを奪還できれば、また少し上への期待が出てきます。

一方で下落に向かうと、50MAと25MAが28000ドルで重なっており、まずはここがサポートになりそうです。

現状10/19のNYダウ先物は先週末と大きく変わっておらず、本日10/19のNYダウがどう動くか結構重要な位置かなと思います。

NYダウの上値が重いままだと、さすがに出来高のない日経平均が24000円へ向けて一気に上げる姿は想像しずらく、CALL売りを打診で入れてもいいかなと判断できると思っています。

なので、直近はやはりNYダウの日々のチャートが重要だと考えています。

今は焦らず、直近で天井を確認できるところで下方向へのポジションを考える時と思っていますが、こういう時は得てしてショート屋が焼け死ぬまでジリジリ動きがちなので難しいですね・・・

それではまた！

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