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7/31 日経225オプション考察

FOMCは大方の予想通り無風となり、パウエル議長のコメントを待ってNYダウはやや上昇。これを受けて22500円付近と小高く始まった日経平均は、その上昇を維持できず、結果は57円安の22339円で引けました。
これで5日続落。徐々に下方向に動き出すのでしょうか。。

今日は寄り後、22500円を抜けて22600円付近の攻防かなと思っていたので、完全に相場観が外れました・・・

8月SQまでに23000円を取るなら、FOMCきっかけで仕掛けてくるかなあと思ったのですが、肩透かしでしたねえ。。
こうなってくると個別決算に焦点が移り、まさに本日30日の深夜にGAFAである、Google、Apple、Facebook、Amazonの決算が出てきます。

明日も引き続き外部要因に振られる展開になりそうな気がしています。

移動平均 日足

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https://www.tradingview.com/x/CIKx0Mxw/

本日も下落ですから当然5MAを奪還できず。高値はきっちり25MAで叩かれて、安値は50MAにほぼタッチしてきました。
すでに今日のナイトセッションでは先物が22080円まで落ちてきており、いよいよ200MAと心理的節目の22000円を死守できるかどうかという位置になってきました。

6/15は21530円まで押しましたが、この時は25MAでサポートされて戻しました。
今はもう25MAは割ってしまっているので、200MAを明確に割ってくると、50週線の21500円近辺、26週線の21000円くらいまでみておく必要が出てくるので注意したいところです。

ボリンジャーバンド 日足

日足ボリンジャー0730

https://www.tradingview.com/x/rbpoYWcg/

少し下方向へ走りそうなので、早めにボリンジャーバンドを見ておきます。
-1σが22270円ですが、ここはもうナイトセッションの先物で割っている水準です。なので明日現物が22270円を割った位置で推移すると、バンド幅を広げながら下落する危険性が高まります。

-2σは丁度22000円ライン。日足では200MAの位置ですから、やはり22000円を割れるかどうかは非常に重要なシグナルとなります。

-1σと-2σの間をバンドウォークしてもおかしくない形になってきているので、明日の値動きは重要かも知れません。

海外大口 オプション8月限手口

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<CALL>
本日の海外勢合算では、またCALL側で動きが出てきました。
昨日1293枚買われたC23000は、今日は逆に601枚売り決済され、累計99枚の買い越しだけとかなり縮小されました。

そして22500円から22750円のCALLを500枚前後買い越しとなり、アット・ザ・マネーを300枚水準で売り越しとなりました。

日経平均が下落してきている中で、まだアット・ザ・マネーの少し上のCALL買いが積まれており、海外勢としては下を狙ってくる動きにはなっていないんですよね。

<PUT>
PUT側はアムロがP21625を1008枚売り越し、ここに壁を作ってきました。

ここ以外は売り買い交錯で海外合算の建玉はほぼ積まれていない形ですので、個別でみておくべきですね。

PUTだけを見ていると22000円割れは十分あるというポジションですが、アムロが一旦21625円よりは下がらないという壁を作った点は注視しておきましょう。

うーん、信じていいのかな?w

ゴールドマン手口

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本日もゴールドマンはCALL売りのPUT買いですね。玉はかなり少ないですが。つまり少しづつ弱気になっている感じ。

C22750を300枚売り決済し、累計買い越し数は1302枚となりました。そしてC22500は逆に252枚買い決済でいずれもポジションを減らしてきた格好ですね。ここずっと同じような動きを見せています。

PUT側は30枚とか僅かな建玉なのでほぼ動きなし。

じりじりと強気を縮小していますが、それでもまだゴールドマンは22750円以上、23000円付近までを見ている形ではあります。どこで諦めて決済するのか、それともSQまでに上を取ってくるのか、なかなか判断難しいです。

アムロ手口

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本日のアムロはPUT側でP21625を1008枚売って、さらにP21500も393枚売ってきて、相変わらずPUT売りを積んでいます。相場が下落しているので、建玉の行使価格は少し下げてきていますが。

まだP22500を3198枚売ったままなので、22500円は絶対割らせないマンは生きています。ここがどう決済されるかが動き出す大きな要因だとも言えます。

CALLサイドもまだ強気の買いポジを取ってきており、PUT売りのCALL買いの形のままです。

ここ数日で22000円割れが意識される水準まで下げていますが、アムロとゴールドマンがもう少し弱気にならないと不気味ではありますね。

日経平均先物 9月限月

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本日はラージ+ミニが2714枚の売り越しですが、その内訳は昨日のナイトが+1470、今日の日中が-4183となっており、今日の日中はしっかり売られたことが分かります。

先週末から4日連続買い越していたアムロが一転1820枚の売り越しに転じました。
そして連日売っていたクレディ・スイスの売りが止まりました。

クレディ・スイスのオプション手口が、PUT買いCALL売りから、今日は緩やかにPUT売りCALL買いに転じており、明日先物手口が買い方向になれば下げ止まるかも知れません。
まだ大して下げてないので仕掛けたようには見えないのですが、ここ数日はクレディ・スイスの動きも注目したいと思います。

明日の戦略

今日は日中大きめに下げていて、欧州時間からNY時間に入っても下げが継続しており、明日は週末ですからなかなかに厳しい展開になっていると思います。

気がつけば22000円割れの攻防という位置になってきました。

幸い、オプション手口からは大きな下げ仕掛けは感じられないものの、21500円近辺までの下げはあるぞという形に変化してきています。直近高値の23000円からみれば1500円の押し目ですが、押し目としたらまだ少し下げ足りない気がします。

SQまで10日を切ってくる日柄なので、ここから21500円近辺まで押せば一気に250円くらいの幅でプレミアムを取れます。そういう力技で一旦下に振ってくることも考えられるので、PUT売り単騎は注意が必要だと思います。

VIX指数はまた1%上昇の25.69。逆に日経VIは下げて22.68。
直近3日で日経平均が600円下げた割には、日経VIはまだあまり反応していないので、まだPUTサイドのプレミアムが跳ねている感じはありませんね。

問題はここからでして、既に書いてきたように下に走って22000円割れを試す展開は十分にあります。しかし日米双方の決算で安心感が出てジリジリ上げていく展開もあります。

ここは本当にどっちに行くか全然分かりません。

オプション手口的には22500円が大きな節目なので、ここが決済されるまでは22500円へすぐ戻る展開は見ておかねばなりません。今日深夜のGAFA決算を経て、明日のNYまで見て最後の8月限のポジションを考えようかなと思います。

現状を考えると安全なのはCALL売りなんですが、プレミアムがかなり死んでいるので、週明け22500円を超えていくなら普通に8月限のCALL売り、22500円を超えないならPUT側のデビットスプレッドか9月限のCALL売りあたりで考えてみます。

それではまた!

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