天使の一雫

飲み込まれそうな
ふかき闇夜に
独り
声を殺して
泣く君よ
 
省りみれば
過去は 後悔の海
 
締めつけられる
現在は 悲哀の極
 
仰ぎみれば
未来は 絶望の壁
 
生の辛さ
ただ身に染みて

熱き涙 
頬をつたう

堕ちて
泣いて
叫んで
諦めて
立ちすくんで
もう歩けなくて、、、
 
されど
されど
その悲しみの底を
ぶち破った時
光は
ふたたび
射し来たる
 
天使の
涙の
一雫

🌈

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