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"新宿"で"投票"しよう! その1

 『新宿MAYHEM』エキスパンション『Vote Show Must Go On』のプレビュー特集にようこそ。

 今回のエキスパンション(拡張セットのことだよ)は、既存の舞台公演『Vote Show』とのコラボレーションになっている。『Vote Show』についてはこのホームページを見ていただきたい。12月の4日と5日には、東京は大崎駅近くのTUNNEL TOKYOで公演が行われる。

 『Vote Show』は、勝てばどんな願いでも叶うが、負ければ死んでしまうというデスゲームの物語だ。このショーに登場する者たちはプレイヤーと呼ばれ、2つの陣営に分かれて戦う。人狼ゲームのような正体隠匿系ゲームの1つだが、ルール的には『レジスタンス:アヴァロン』が近い。プレイヤーの中から議論で何名かを選出し、投票(Vote)を行う。この投票を成功させたい者たちと、それを失敗させたい者たちで戦うわけだ。

 『Vote Show Must Go On』では、この『Vote Show』で願いを叶えた男がラスボスで登場する。彼は『Vote Show』のゲームマスター・おきなに願いを叶えてもらい、新宿神鳴町かなきちょうを壊滅し支配しようとする。主人公の鷹士逸生たかしいつきたちは、壊滅した神鳴町を元に戻すため、『Vote Show』に参加するというわけだ。

 まずはこのカードを見ていただこう。

カード_翁_表

 『Vote Show』は、舞台上でプレイヤーが【成功】か【失敗】を秘密裏に投票する。さて、デッキ構築型ゲームにおいて正体隠匿系ゲームを行うにはどうすればいいだろう? 『新宿MAYHEM』の隠匿できるリソースは、手札、デッキ、非公開コネクション……その中で最も扱いやすい領域は手札だ。では各プレイヤーが手札を使って投票すればいいじゃないか。

 そうして『新宿MAYHEM』で『Vote Show』をするルールができた。
①各プレイヤーは、自分の手札からカードを1枚選び、同時に公開する。
どのプレイヤーも、負傷カードを公開しなかった→Vote成功
負傷カードを公開したプレイヤーが1人以上いた、またはすべてのプレイヤーが負傷カードを公開した→Vote失敗
②Voteの結果によって異なる効果が発生する。
Vote成功の場合
●コストが①以上で最も高い数値のカードを公開したプレイヤーは、市民を1体得る。同じ数値で最も高いコストのカードを公開したプレイヤーが複数いた場合、それらのプレイヤー全員が市民を得る。プレイヤーが公開したカードはその手札に戻る。
Vote失敗の場合①
●負傷カードを公開したプレイヤーは、そのカードを自分の手札に戻す。
●負傷でないカードを公開したプレイヤーは、公開したカードを捨てる。
Vote失敗の場合②
●すべてのプレイヤーが負傷カードを公開した場合、各プレイヤーは公開したカードを自分の手札に戻し、その後負傷を1つ得る。

 つまりこれはグーとチョキしかないジャンケンだ。グーは負傷カードでチョキはそうでないカードだ。負けたカードは捨てられる。全員がグーであいこだと、全員こぶしで手を痛めて負傷する。全員がチョキであいこだった場合、一番大きいチョキの人がボーナスをもらえるわけだ。次の画像も参考にして欲しい。

画像2

 以上が『新宿MAYHEM』における『Vote Show』のルールだ。直前まで手を隠すのは正体隠匿系っぽい動きじゃないか?おっと、そうそう、感のいいプレイヤーは、『Vote Show Hard Stage』という文言に気づいただろうか。そう、翁の後に現れるラスボスを紹介しておこう。

カード_歪奇天懐_表

 それでは皆様が必要な投票数に恵まれることを。

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