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May 18. 2020 Covid19 あれこれ


アメリカのニュージャージー州(NJ)ハドソン川沿いに住んでいる。Facebookの地元コミュニティグループは基本人に親切、政治は持ち込まないがルールだけど、経済がそろそろと再稼働し始めたばかりのこんなご時世で、公園でマスクをつける、つけないという揉めがちな話題がまた上ったので、ついに政治的対立が持ち込まれて2人の住人がきついやりとりをしていた。

オバマやバイデンより現大統領はいい仕事をしていると、共和党員の女性が彼女の得た”ファクト”からとうとうと述べているのを見ると、果てしない疲労感を感じる。マスクが感染を防げないなら何のためにつけるんだ、私はつけない自由がある!との事だ。ため息しか出ない。

ツイッターでもちょうど、愛国的共和党員の女性があれこれ書いていたのを見た。

ある博士が、NYCのCovid19入院者がピークを迎えた後にロックダウンしたのはクオモ州知事のミス、そんな事しなくてもコロナは自然に収束した可能性があると主張しているらしい。

NYCでCovid19に感染し重体となり入院した人の人数のピークは3/30、非常事態宣言発令は7日、12日には集団で集まる事が禁止された。ちなみに3/10に大統領が言っていたことは、just stay calm, it will go awayだ。

全体的に対応がもっと早ければNYCの爆発的感染をもっと抑えられただろうとは言えたとしても、入院者数のピークを過ぎてからロックダウンしたなどは明らかな間違いなのに、事実とは異なった情報をもとにクオモ州知事が悪い、大統領が正しいと言う考え方が発信されていて彼女はそれを信じている。ファクトを見ろと彼女たちは言うけど、そのファクトが間違っているのだから、もし会話をするのならファクトの擦り合わせから始めなくてはいけない。これは大変な労力だ。

そんな事したいと思えないし、うんざりして会話なんてする気がなくなる人がほとんどだろう、私もそんな気持ちだ。