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言の葉あつめ ー自分の気持ちを探す方法ー

今日は私が大切にしているもののひとつである「言葉」についてです。

自分を表現するとき、相手の気持ちを知りたいとき、そして相手に伝えたい想いがあるとき。

私たちは生きている中で様々な言葉と出会い、言葉を使い、自分の気持ちを伝え、相手の気持ちを知る。

そもそも自分の気持ちを表す言葉がなかったとしたら、もしかしたら自分が今どんな気持ちなのかさえわからないままなのかもしれません。

この前テレビを見ていたらある芸人さんが、「本当に思ってる本音を言ったら、自分が思っている本音より過剰に伝わることがある。だからどうゆう風な伝え方をすれば自分の思っている感覚に近く伝えられるかっていうことの方がむしろ本当だったりしますよね」というようなことを仰っていました。

なるほど。

確かにその通りだと思いました。

なぜなら言葉の使い方ひとつで相手を傷つけてしまったり、あらぬ誤解を生んでしまったりすることは本当に毎日のように起こっています。だからこそ自分の気持ちに一番近い気持ちを自分が持っているどの言葉を使ってどんな風に相手に伝えるかということは本当に大事なことです。

今自分が使っている言葉は、今までの人生で自分が出会ってきた言葉たちです。どんな言葉を使うかはどんな言葉に出会えているかで変わります。

なので、たくさんの言葉たちに出会っている人ほど自分の気持ちにより近いものを選び伝えられたり、相手の気持ちにより近いものを分かってあげられるのかもしれません。


言葉はいつも私の気持ちに寄り添い近くにいて

助けてくれました。救ってくれました。

上手くいかなかった日、

自分でもどうしようもないくらい感情を持て余した日、

悲しかった日、

私はノートに言葉を書いた。

そこに書くことで怒りや嫉妬や行き場のない感情が成仏していくような気がしたから。

この感情はなんていう言葉で表現するのか、一体自分が何を感じて何が悲しかったのか全部書いた。

名前のつかない感情に合う言葉を必死で探した。

すると怒りや悲しみ、ジメジメした感情が書くことできちんと整理され、角がとれて丸くなって、いつの間にか綺麗な言葉に変換されていく。

雷が鳴り黒いもくもくとした雨雲が、形を変え色を変えやがて青い空にぷかぷか浮かぶ白い雲になって風に吹かれて消えていく、そんなイメージ。

最初はどうしようもない気持ちも、嫌な気持ち、悲しい気持ちも、精一杯書いた汚い言葉の羅列を見ていると、

あれ、本当にそんなに強くこんな気持ちで思っているのかな?とか、

そこまででは実際ないよなぁ…?

などと、自分の書いた言葉に違和感が出てきたり、次第に落ち着いてきてやっぱり綺麗な言葉を使いたいなぁとか書きたいなぁって思って、この感情を分析して変換して書いてみる。そうするとさっきまで大変だと思っていたことも、なんだかそんなに大したことじゃないように思えたりした。

嬉しかったり、

幸せだったり、

忘れたくない日、

忘れたくない気持ちも書いた。

今でもその言葉たちを見るとその時に感じた想いを鮮明に思い出し、ドキドキしたりキュンってしたり心が温かくなったりする。


私にとって言葉とは、

自分でもわからない、名前の付けられない感情に寄り添って丁寧に噛み砕いて整理して、私自身に私の本当の気持ちを教えてくれるものなのかもしれません。

だからたくさんの言葉と出会いたい。

たくさんの言葉を丁寧に大事に扱いたい。

相手の気持ちと一番近い言葉を探して心の深くまで分かってあげたい。

そして自分の伝えたい想いを言葉にして、人を少しでも幸せな気持ちにできたらいいなぁ。

大切な言の葉をあつめる。









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