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Makoto Niida
2020年1月19日 14:39
いつの頃か彼女の部屋の前に白い車が止まるようになっていた。深夜勤務明けの空がぼんやりと明るく照らされる頃彼女の部屋の明かりが消える。白い車が鈍いエンジン音を響かせ街に走りゆく。すれ違う車の中で、僕は疲れた体と共に家へと向かう。
2019年12月4日 01:40
3交代勤務で動かしている工場帰り彼女(幼馴染)の工場に隣接する大きな日本家屋を運転席から横目で見ながら彼女の部屋の灯りが点いているをなぜだか、確認している自分に理由もなく少し笑っていた。
2019年12月3日 00:16
織物工場へ行く道には何軒もの織物工場が並んで建っていた。その工場のひとつに幼稚園から高校卒業まで一緒に通った幼馴染の女の子の工場もあった。
2019年12月1日 23:15
たぶん、僕は誰と結婚してもそれなりに上手く暮らしていけるんじゃないかと思っていた。そう思いながらも親を捨てることも出来ず、海に沈む夕日を時々車のフロントガラス越しに見ながら高校卒業後、学校の推薦で入った織物工場で働いていた。