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Dearアイドル

2011年に結成して2014年に解散したBiSというグループについて、私は一度友達に、こんなふうに話したことがあったんですよ。

「結局BiSは過激な企画が面白かったんじゃなくて、メンバーが面白かったんだ。その中でもやっぱり最初から最後までいたプー・ルイとのんちゃんがむちゃくちゃ面白かったんだ」と。(オタクの勝手な解釈です)

そのプー・ルイとのんちゃんが今また、同じグループにいるんですってよ。ヤバイね。

BiS(第1期)というグループ

現在は2016年にプー・ルイさんが新メンバーを集めて再結成した第2期BiSがいるので、区別するため2011〜2014のBiSを第1期BiSと呼びますが、第1期BiSってメンバーもファンも疲弊してボロボロになったグループだった。

でも、自己満足じゃなく「只者じゃないものになりたい」みたいな爆発的で破壊的な志向は本当に凄かったと思う。

だいたいどんな音楽グループでも「自分らは特別だ」って言ってんだけどさ。そういうんじゃなくて本当の特別、他に無いものになるんだという本気の勢いのとてつもなさ。それこそ時代を突き抜けるような。

そんなことをメンバーや運営の誰かが思っていたのか、誰も思っていなかったのかはわからないけど、第1期BiSのグループ自体の志向はそういうものだったな、と思う。だから目を離せなくなるファンが多かったんだと。

「無茶をやること」が価値になってしまうと、どんどん過激さを求められて、終わりのない過激さの沼にはまっていく。
でも「過激なだけで新しくもぶっ飛んでるわけでもないこと」って世の中で一番面白くないことだよね。そんな危険な沼地に、解散という終わりはどうしても必要だったんだろう。
それでもやっぱり、第1期BiSは、時代を託したくなるグループだった。

BILLIE IDLE︎®というグループ

第1期BiS解散後、私はいきなりスコーン!とアイドルへの興味が抜け落ちてしまって、時代もどこか、ポスト・アイドル戦国時代といった雰囲気が出てきて。やっぱり第1期BiSはアイドル史における一つの歴史の象徴だったんじゃないかな、と今思ってるんですけど。

だから、その後新たに生まれた第2期BiSのこととからWACKのアイドルのこととか、私は何も知らないんですよね。やっぱり新しいグループはそれはそれとして凄いところがあるんだと思う。
第1期BiSが作ったものを下敷きにハロプロ的なアイドル集団が形成されてる感もあって、ある意味プー・ルイさんの当初の夢がここで一つ実現してるってことなのかな?

けど、個人としてはあの頃のように心が燃えることはなくて。
まあ、その代わりミュージカルオタクの方に足を踏み入れそれなりに充実したオタクライフを送ってはいたんですけど(笑)

BILLIE IDLE︎®のライブに初めて行ったのは去年。まあ推しだったのんちゃんのユニットだから前から行きたいとは思ってたんですよ。WACKを離れてNOT IDOLの看板を掲げて、ほどよい脱力感がクールで、気になってはいた。去年くらいからは、ライブも時々は行ったしCDも曲が好きで結構ヘビロテしてた。

でも、プー・ルイさん加入以降、自分でもまじかよと思うけど、テンションが全く変わってしまいました。
久々にこんなにライブに行きたいと思ってる。毎日BILLIE IDLE︎®のことを考えてる。まさか今になって、こんな熱いオタク心が戻ってくるとは!

いや普通に考えたら、のんちゃんとウイぽんがやってるユニットに今のタイミングでプーちゃん入るとか、絶対うまくいくと思わないでしょ。やりすぎ感ハンパなくて、ちょっとネタみたいになるでしょ。

でももうライブ観たら、ほんとに普通にまともに良くて、いや、これまでのBILLIE IDLE︎®も普通にまともに良かったんだけど、そこを崩さないまま多幸感増し増しみたいな、最強な感じ。やばいやばい、これはやばい。

なんでこんな無茶なことが、こんなに楽しく最高な形で実現できちゃったのか、不思議。それは第1期BiSでやってた無茶よりもある意味もっとむちゃくちゃなのに。

第1期BiSラスメンが、解散後プライベートで集まって遊んでるツイートとかちょくちょく見てて、「えーそんな仲良かったんか」と驚いたけど、そんな風に会ってつながり続けてたことは、確実に今、BILLIEにプー・ルイさんが入っても大丈夫な空気に影響してると思う。
結局大事なのは人との信頼関係なんだな…!という真っ当な事実を見せつけられた感じ。
第1期BiSの、とんがってヒール気取って、良い人とかじゃねえし!みたいなフェイクで固めてたのが、ここに来て「そうは言ったってやっぱ最後は人間」みたいな、至極まともな真理を突いちゃったこの感じ。

もしかしたら時代も、今そういうフェーズなのかもしれない。

あと、高揚する気持ちの中に、「プーちゃんが楽しそうでうれしい」みたいな感覚もすごくあるな、と思う。「幸せになってほしいな」とみんなに思われる人であること自体も一つのタレントだし、
「プー・ルイが本気で楽しいと思ってやってることは、確実にやばい楽しいものになる」
みたいな雰囲気もある。
プー・ルイさんって、なんかそういう引き寄せ力がある人なんじゃないかと。

オタクを殺してほしかった(物理)

もう一つ、プー・ルイさんがやってる活動で重要なBYSというYouTuber活動がありますが。
アップしてる動画リストをざっと見ると、ほとんどの動画は再生数1万〜3万くらいなんだけど、タイトルに「おっぱい」って入ってるとそれが10倍くらいに増える(笑)
そして一個だけタイトルに「S◉X」って入ってるやつは、再生数100万超えとかになってるwでもその分コメント欄がむちゃくちゃ荒れててwそれがこの動画なんですが。

「S◉X」って表記に期待した悲しい男たちが、女の子がセクシーな服装もせず、下ネタ言って楽しそうに盛り上がってるだけの動画を見て「親が泣くぞ」「下品な女ども」とか言ってブチ切れてるww

なんか第1期BiSに期待してたことってこういうことだったかもな〜と思ってしまった。

アイドルたちはゲラゲラ笑ったまま、世の中を裏切ってほしい。
「女の子」に求められてることを、「アイドル」に課せられてることを、ぶち壊して高笑いしてほしい。

だから第1期BiSで本当にやるべきだったのはオタク殺すことだと思うんだよね!(過激派)『IDOL IS DEAD』の映画でもオタクたちは逃げまどうところまでで、殺してはいなかったと思う。
PVでオタク惨殺とかやったら良かったのにな!(笑)

なんかもう、若い女の子をいじめて女の子が崩壊するとか、メジャーなテレビ番組でもやってるし、ニュースでもやってるし、会社でも、家庭でも、日々買い物するあの店でもきっと。日本中でやってるじゃん。

今の世の中を本当に裏切って、偉い人をたくさん怒らせるのは、「女の子が真っ当に人間らしく生きること」なんじゃないかと思うんですよ。

偉い人怒らせるために、みんな自分を大事にしちゃおうぜ。信頼できる人といい仕事して、毎日充実して楽しく健康に生きようぜ。
そんなのが今の時代、一番パンクでとんがってることかもしれない。

BILLIE IDLE︎®のライブに行くとそんなめっちゃ楽しくて頼もしい女の子たちの姿が見られるので、みなさんぜひ、BILLIE IDLE︎®のライブに行きましょう。CD買いましょう。

まあ結局言いたいことは宣伝ですわ。宣伝オタクで終わります!

えーBILLIE IDLE®気になる~BILLIE IDLE®についてもっと教えて~って思った人、マシュマロで質問していいよ!(新参ドヤ顔)(宣伝オタク)

メッセージ募集中-マシュマロ

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