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人生で習得したいスキル



人生で習得したいスキル
それは「失敗になれること」

失敗しないように
痛い思いをしないように
準備して気を遣って
心のエネルギーを使って
怖くて怖くて結局やらない

みたいなことが
人生でたくさんあったし今もそういうところがある。

間違いない ことを求めて
攻撃的になったりして
正気になったら
何やってるんだろうって思うけどさ。

夏から自分のスペースを持って
ずっとやりたかった料理を
思うがままやっている。

今年の夏はどんな夏だったと聞かれたら
信じられないくらいに働いた
ということは置いといて(むしろ忘れたい)

枝豆をめちゃくちゃ茹でて食べた夏だった。

めちゃくちゃ茹でた割には味は決まらず
シンプルなものの方が難しい。


うまくいく、いかないにかかわらず
続けていく。
それこそ美味くいかなくても、
まぁ次回な〜   と思いながら枝豆を大量消費しながら
飲むレモンサワーはいつでも気持ちがいい。



なんとなくな美味くいかない、
ではすまないこともあった。
それこそ「ピクルス」

わたしは幾人の混ぜるだけだよ〜
という言葉を鵜呑みして
レシピも見ずにお酢に野菜を漬けた。

1日経ち、初の漬け物を作ったという達成感と
やった自分を誇りに思いながら食べたトマトのピクルス。

きっと忘れはしないと思う。
飲み込んだ時に食道がどこにあるのかわかるような熱さを感じた。
喉が焼けるに痛い。
でもこんなもんか、、、、、、  と
あまり酢の物を食べないわたしは思い込んだ。
のだけど、
いや絶対に違う!!!  と体の熱さは思い直させてくれた。


いやーーーーーーーー
びっくりした笑


それもけっこうな量を漬け込んでしまったわけですよ。
どうするんだこれ。捨てるの??
先をどうしたらいいのかわからない混乱と
失敗したこと無力感
材料のいく末の罪悪感
みたいなことが頭をぐるぐる回る。

とりあえず、レシピを検索しなおし
ここで初めてピクルス液っていろいろ混ぜて火を通すって知った。



料理はわたしのいびつなプライド
失敗出来ない、しない 
完璧でいたい  みたいなものを
美味しく料理してくれている気がする。


美味しくないものはできるし、
手際も良く出来ないし、
不慣れなわたしは不確定要素がたくさんあって
失敗することもある。

そんな出来事も含めて、いただきますと
自分の体を通っていく。
そしてどうしてもダメな時はダメなのだ。
さよならするしかない!みたいな
思い切りの良さを求められ時もある。


わたしは失敗することが嫌だった。
本当に嫌だった。
失敗しないことなんてないのに。
だから人生はとても窮屈だった。
そして、失敗を許されない人生はとても悲しく辛いよね。




さて、原液のピクルス
どうなったかというと

液を煮てピクルス液を改めて作り
野菜を付け直してみました。
ダメ元でね。

そうしたら、ちゃんと食べられた。
少しむせたけど、食道がわかるくらいの痛さはなくなってた。


やり直せることもある。
その時じゃないと手遅れになることもある。


自分が作ったのか?と
信じられないくらい美味しく出来ることもある。
相変わらず美味くいかないときもまだまだある。


以前に比べて、失敗が怖くなくなった。
料理が失敗させてくれてるから。


うん、わたしはずっと
失敗と仲良くなりたかったんだ。



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