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蒼氓記(2024/07/07)

長い間お手伝いさせいただいてきた、
『月岡温泉 摩周』さんのリモート仕事を、8月いっぱいで離れることになりました。

スタッフさんも皆さん良い人で、
旅館というお仕事のいい面も悪い面も知ることのできる、素晴らしいお仕事でした。
留守電の録音や、テレビCMにも使っていただいたりと、育てて頂いたなぁという気持ちが物凄く大きいです。

元々旅は好きでしたが、
おかげさまで旅がもっと好きになれたし、おもてなしを提供する側の文化のつくり方を学んで来れました。

このお仕事も、
このお宿もとても好き。
地元で勤務していただけていたら、とか
こんなに優秀な方を手放さなければならないことが不安だとか、もったいないお言葉をいただいて。
過去してきた仕事を認めていただくのはこの上ない歓びでした。

でもコロナ以降、お仕事の稼働率を、波打ち際でいちばん知っていたものとして、企業としてのこの判断には間違いがないと思うのですよ。

摩周さん。
たぶんこれからも、大切な場所としてわたしのなかに残ります。
結婚を卒業したときと同じくらいの大きな手放しです。今までかわいがっていただいて、本当にありがとうございました。

七夕の日に手放すことが出来たのであれば、きっと、何か規模のより大きな良いものが帰ってくるんだろうな。

ちょっとのあいだ生活は不安定になるかもしれないけれど、やってくることへのタイミングや、出逢うひと、ものや出来事の全てに無駄はないと知っていて。
なんだかんだで、わたしはたぶん大丈夫なんだと思うのです。


帰りは摩周さんに車おかせて頂いて
きぶんいち!
いつでも混んでる
肉か、蒲原ラーメンしかない。
替え玉は一玉無料!
メニューが少ないって、
飲食店としては在庫の少なくて済む理想の形。
回転も早いです。

ラーメンのあとは、
車を飛ばして、最終日のゴールデンカムイ展へ。
新津美術館はマニアックな展示が多くて、しかもまたいちいちツボ!
何度も通っています。
今回は展覧会最終日ということもあって、駐車場には県外ナンバーもたくさん、
なかなかの混み具合でした。

アイヌの言葉でも、
どこの言葉でも、
きっと人間が普遍的に知っている真理。

不死身のスギモトもアシㇼパさんも、他のキャラクターもみんな変態でみんな好き。
原画の美しさに唸りながら楽しんできました。

帰り道は急に思い立って、弥彦神社へ。

祓戸神社はいつもより密度が高くて、
すごく肉感的でした。
なんかお祭りとか近いのかな?
ちょうど最後のお祓いが始まる所で、
巫女さんの舞や太鼓を楽しんできました。

なんだろう、
大変なことなのだろうに、全く焦る気配がないと思っていましたが、
おみくじは大吉。

やはり、次のところへ運ばれて行くのだなと思っています。

星の流れ、6年と12年。
もっと長くみると30年よサイクルがいよいよ終わりました。

皆さんにも。
古い縁が断ち切られて、新しくこの先残るこ縁を感じている方がおられるはず。
どうかゆったりまったり、
すぐ先に待つ天王星と火星の合を過ごしましょう。、

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