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スズメバチに刺されたら

フリーランスの庭師です。

先日10数年振りにスズメバチに刺されました。

過去に3度スズメバチには刺されているのですが、今回は事後処理が良かったようで回復が早かったです。そこでその処理方法を書いてみようと思います。


刺された箇所は右手の甲。低木の刈込作業をしていた時です。

庭師が刺されるのは大体キイロスズメバチです。樹木の枝に巣を作りますから。

キイロスズメバチは、オオスズメバチと比べると体長は小さく毒性も少ないようです。ただし気性が荒く攻撃的なので直ぐに刺してきます。そのため巣の近くはとても危険です。

3度目に刺されたあと、たまたまアレルギー検査をした時に医師から「次にスズメバチに刺されたらアナフィラキシーショック症状がでるかもしれないので、刺されないように注意して下さい。」と言われました。

アナフィラキシーショック症状は下手をすると命に係わるので、この10数年はかなり注意してきました。

スズメバチの巣がありそうな繁った樹木の剪定や刈込をする際は、巣がないか目視し、繁って見えない場合は熊手で樹木を叩いて確認します。(巣があるとスズメバチが出てきます。)
こうして何度も巣を撤去してきました。

ですが、今回は油断しました。あと少しで仕事が終わる時間帯だったので注意を怠ったからです。

スズメバチに刺されるとその瞬間はかなり痛いです。そして暫く鈍痛が続き、やがて刺された箇所が腫れてきます。数時間経つと乳児の手の様にパンパンに腫れます。そして鈍痛が引くと耐え難い痒みが襲ってきます。


今回は作業中に突然右手の甲に痛みを感じたので見てみると、軍手の上にスズメバチがいました。とっさに左手でスズメバチを引き剥がして潰しました。これはもう戦いなのです。


ここからが事後処理です。

先ずは作業を中止して患部を水で洗い流しました。

次に職人仲間に頼んで、ポイズンリムーバーを使って毒を吸いだしました。

再度水で患部を洗い流し、水気を取ったあとに虫刺され用の軟膏 (ステロイド入り) を塗りました。

余談ですが、庭師は蜂や毛虫 (チャドグガやイラガなど) に刺されることが日常茶飯事なので、私は常に軟膏を携帯しています。

ここからは帰宅してからです。ちなみにスズメバチに刺された後も仕事は続けました。

帰宅した頃には更に腫れていました。

入浴はせずシャワーだけにしました。身体の火照りが取れたあと、再び軟膏を塗りました。そして就寝前に患部に湿布薬を貼り睡眠を取りました。この日は晩酌は止めて早めの就寝としました。

翌日の朝、右手の腫れはピークです。ツッパリ感があり箸を使うのに多少苦労しましたが、痛みや痒みはほぼ無い状態でした。

仕事に行く前に再度軟膏を塗り、事後処理が完了しました。

この日、腫れはありましたが仕事に支障は無く、仕事が終わって帰宅途中の頃にはツッパリ感は無くなり腫れもかなり引きました。

そして2日後の今朝は腫れも引きほぼ完治です。

過去3度でこんなに完治が早かった事はありません。一度だけ医者に行ったことがありますが、薬を出してくれるだけなので、今回は行きませんでした。もちろんアナフィラキシーショック症状が出たら直ぐに病院へ行くか救急車を呼ぶべきです。

今回のキーとなったのはポイズンリムーバー、軟膏、そして迅速な処置だと思います。

おさらいをします。スズメバチに刺されたら…

①迅速に水で洗い流す
②迅速にポイズンリムーバーで毒を抜く
③迅速に虫刺され用の軟膏を塗る (*ステロイド入り)
④就寝前に湿布薬を貼って寝る


こう書いても、一般の方はポイズンリムーバーやステロイド入りの軟膏など携帯していないと思います。その場合は直ぐに水で患部を洗い流して医師に診てもらうのが一番でしょうね。


今年も猛暑予想で雨も少なそうです。スズメバチが大量に発生しそうです。皆さん呉々も注意して下さい。私も注意します。(^_^;)

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