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ART memo. 2022-vol,7
SANAA
『ラビットチェアー』
金沢21世紀美術館
21世紀美術館でも愛される風景に
サナアチェアことラビットチェアー
ウサギの耳の※アームレスチェアー。
ARTmemoVol,6でも取り上げたSANAAの作品です。
サナアチェアの特徴は
なんといってもウサギの耳の様な形をした背もたれ。
フリーハンドで描いたような左右非対称のフォルムが
なんともいえず愛らしい印象です。
素材は白く透明感のあるブナ材。
素材本来の質感を活かし、
ツヤをおさえた美しい仕上げです。
どこにでも置けるコンパクトサイズながら
オブジェのような逸品。
一脚置くだけで、
その空間の印象をガラリと変える存在感を持っています。
※アームレスチェア:肘掛のない椅子のことである。肘掛けがない分、背面と座面だけで構成されているので、見た目もシンプルですっきりとする。両腕をつかう作業などの邪魔にならない点、スペースがとれない場所での立ち上がりなどがしやすい点がメリット。例えば食事をする際には肘掛けが邪魔になることがないので、ダイニングや食堂、カフェなどでも人気がある椅子である。また、オフィス用のワークチェアにもアームレスのものは多い。
![](https://assets.st-note.com/img/1647837848902-KmO3KjD8eP.jpg?width=800)
ウサギの耳のシンプルなシルエットがなんとも可愛らしい。
並んでいる姿はウサギ達が寄り添ってみえます。
フリーハンドで描いたような左右非対称の座。
圧迫感がなく、
日本の住まいでも空間のデザインアクセントになってくれ、
椅子の新しい楽しさと魅力を感じさせてくれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1647837860677-qgOh6TB9UL.jpg?width=800)
閉館後には他の場所で使用されていたラビットチェアが
ここに集結されるようでずらっと並ぶ様子で
それだけ並んでも変わらず可愛らしい印象は変わりません✨
![](https://assets.st-note.com/img/1647838075344-WrNALJg0by.jpg?width=800)
ここからは、
総集編として
SANAA設計の21世紀美術館の館内をご紹介。
![](https://assets.st-note.com/img/1647839717913-ttfBJRnMel.jpg?width=800)
入り口から開放的な空間に長いベンチが置かれた移動スペース
ここを抜けるとラビットチェアと出会えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1647839729005-Xhy4jlTej8.jpg?width=800)
ベンチのある移動スペースを抜けると凸凹のあるじゅうたん。
その上を歩くと
屋内でありながら屋外にいる様な
なんとも不思議な感覚に✨
![](https://assets.st-note.com/img/1647839750936-5MTyvoNzyp.jpg?width=800)
図書館の様な資料スペースが丸見えで
知的好奇心を刺激してくれる。
![](https://assets.st-note.com/img/1647842371302-hdGATJWWfL.jpg?width=800)
スタッフの作業風景もとても絵になる✨
きっと作業道具も一貫しているのでしょうね♪
![](https://assets.st-note.com/img/1647839759243-1A3rBn9Wtt.jpg?width=800)
オフホワイトや半透明の移動スペース。
その先は屋外が大きなガラス壁から見え
比較的21世紀美術館の中でも細い移動スペースでしたが
この配慮により奥行きのある場所へと。
新しい体験ができました✨
![](https://assets.st-note.com/img/1647842359162-CvkNpKAHZK.jpg?width=800)
この移動スペースに人がいても光のおかげでシルエット化して
アートによって活性化された自分の感覚を阻害しません。
これもアートな風景に変化します✨
![](https://assets.st-note.com/img/1647839762202-bs0em5RJo8.jpg?width=800)
移動スペース中現れる透明の壁。
開放中はロックされていますが、
美術館企画に応じて廊下の経路を変えられる設計なのでしょう。
壁とはいえ、透明の壁にしてあるのは
美術館の周りの壁自体がガラス張りで光を取り込むことが出来、
開放的で来場者・利用者の感覚が
よりフラットに・自然体になる様、設計されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1647839806759-pY5qTkd4Bi.jpg?width=800)
こちらのチェアはどなたかの設計なのでしょうか。
透明で邪魔をせず溶け込み佇んでいました✨
全てが光を遮断しない配慮をされており
そこに私は居心地の良さを感じずにはいられませんでした🌱
![](https://assets.st-note.com/img/1647839875679-zhfsQXbTC0.jpg?width=800)
最後に通った場所が華やかな壁とロッキングチェア。
思考にゆとりをもたらし堪能させてくれる
しかし華やかなこの柄に
来場者の1日を素敵な思い出と共に終わらせてくれる。
そんな”おもてなし”に幸せを勝手に感じてしまいました✨
![](https://assets.st-note.com/img/1647842503519-Jys7YpzFsj.jpg?width=800)
油圧式のエレベーターは全てかスケルトン!!
乗った感覚も雲の上の様✨
訪れた際はぜひ乗ってみてください♪
※詳細情報はARTmemoVol,6で取り上げていますのでそちらをご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1647837864883-kioTPfxcfI.jpg?width=800)
21世紀美術館の透明油圧エレベーターの後ろに
このオブジェが壁の小窓にありました。
絵本などの物語の終わりの1ページの様な
風景に写りほっこりました🌱
こちらのチェアを気に入った方はこちらから↓
![](https://assets.st-note.com/img/1647843177903-zHMNwazTbr.jpg?width=800)
21世紀美術館はすっかり私のお気に入りになりました。
また訪れた際の記事を書くことでしょう✨
記事を読んで・写真を見て何か感じた方は
是非訪れてみてください🌱
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