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溜まっていたレースレポ

最近はすっかりシクロクロスを観戦する人になっている僕ですが、実は自分も趣味で自転車競技に出場しています。

このnoteは、そんなレースレポを中心に書いていこうという趣旨ではじめたものの、すっかり更新をサボってしまっていたのでここでまとめて書いておきます。

さて、どのレースに出ていたっけ…

9/12 平田クリテリウム C4

noteの下書きが残っていたのでそれを参考にまとめます

序盤はカンピオーネの若い選手が逃げます。彼はC4というカテゴリーの中では非常に強い選手の一人ですが、最後まで1人で逃げ切るイメージまでは沸かなかったので自分から積極的に追いかけることはやめておきます。

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しかし、写真だと少し危険な香りのする距離。

2周目でカンピオーネの若手選手をなぜか同じジャージの選手が追走。カンピオーネは下位カテゴリーの中でも数少ないチームとして走っている集まりだという認識だったので非常に意外な動きでした。しかしこれは大歓迎なので2番手でタダ乗りすることに成功します。

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課題のコーナーでは、相変わらず立ち上がりのパワーが足らないなと思いつつもクリア。

終盤まで力を温存したまま走ることができていたと判断し、最終周回3コーナー手前で早め先頭に出てそのまま4コーナーからスプリントへ。
しかし、スプリントの速度が激遅なうえに集団からたいして逃げられず、そのまま沈んで着外でした。

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集団にすぐに抜かれてしまったので諦めてしまったものの、最後のスプリントはもう少し追い込むべきだったかも。早めの仕掛けは以前からやってみたかった動きだったので、不発に終わりましたがチャレンジできたこと自体は満足でした。

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練習仲間のI村くん優勝おめでとう
この翌月の平田クリテリウムC3でも序盤の単独逃げを敢行して逃げ切り勝ち。2ヶ月連続優勝は本当にすごい。

写真はとこまさん

9/13 東海サイクルフェスティバル

ここ最近、名古屋で着実に存在感を高めているサイクリスト・トライアスリート向けのトレーニングジムであるCycle Studio iさん主催のレース。
基本的に地域のサイクルシーンが盛り上がることは大歓迎です。自分もStudio iの生徒さんや、クラブチームの選手の皆さんとは練習でよくご一緒させていただくことが多いので、Studio iがというよりは準備にも関わっている彼らを応援するつもりでエントリー。

カテゴリーはロードレースが2つのレベル分け。個人的には下の組で出たいと思っていましたが、下のカテゴリーは本当の初心者向けにしたいとの事前情報を得ていたので上のカテゴリーにエントリー。
しかし、エントリーリストを見てみたら強豪ぞろいのかなり過酷なメンバーに。これは恥を忍んで下のカテゴリーにエントリーすればよかった。

レース前から完全に舞い上がってしまい、スタート直後に何故か先頭に出てアタック。もちろん不発に終わり、すぐに集団から千切れました。
自分でも何がやりたかったのか全くわからないレースに終わりました。

9/22 守山野洲川クリテリウム C5

昨年は練習仲間のO林くん(去年の当該レース時点では初対面)に負けて7着とギリギリで入賞を逃してしまったため、リベンジとして出場しました。春に開催されるレースでしたが、新型コロナウイルスの影響により9月に延期となりました。
コースは、堤防上の道路と公道を使った平坦基調のコースを3周。低いカテゴリーなので7.1kmと短距離のレースです。

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堤防へ上がるタイミングで少しだけ登りがあるがほとんど誤差みたいなもので、平坦でのスプリント決着が多いように見受けられます。

県外のレースは名前を知らない選手が多く、エントリー時点では注意すべき選手があまり分からないまま現地へ。
C5は人数が多くて3組制で、1組と2組は同レース30秒差でのスタートとなります。

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スタートラインで1組の参加者の顔ぶれを見て、昨年ほど厳しそうなメンツではなさそうと判断しました。
リアルスタート後も集団のペースがすぐに落ち着いたため、スプリント決着が多いことはわかっていましたが、思い切って序盤から逃げてみることにします。

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堤防の上で先頭に出て仕掛けると、ついてきたのは5~6人。
平坦でローテを促すと回ってくれたため、数人でしばらく巡航します。

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しかし、2周目に入ると他の選手がキツイのかローテに回ってくれなくなります。しかし後ろを振り返ると逃げの人数が減っており集団からも逃げられているので、これは自分にとっても踏ん張り時だと判断して積極的に先頭を牽いて逃げ切りに賭けます。

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3周目の堤防上で集団に追いつかれてしまったように感じたので、ターンする手前で再び早駆けのアタック。
あとはゴールまで踏み抜くつもりでスプリントを開始します。

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しばらく先頭で踏ん張っていましたが、ゴール手前で5名ほどに交わされハンドルを叩いて悔しがりながらゴール。

しかし…

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優勝していました。

なんと、自分は1組目の選手全員から逃げ切っていました。
3周目に追いつかれたと錯覚した集団の大部分は30秒後にスタートした2組の選手。スプリントで負けたと錯覚した選手は全て2組の選手だったのでした。
レース中は恥ずかしながら全く判別つかなかったです。

前回のはりちゅうビギナー2優勝のときは単独の遠征参加でしたが、今回は数人の練習仲間が見守るなかではじめての優勝でした。
しかし、自分が優勝していたことに気が付かずハンドルを叩く写真しかないのは実に悲しいです。(ブログ的には美味しいです)

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レースも限界まで追い込めていて逃げ展開であれば非常によろしいグラフだと思います。危険水準ギリギリの水準で逃げながら、ラストのスプリントで1.8 W'balまで追い込めました。

写真はまぁさん

11/1 平田クリテリウム C4

10月はノーレース。
レース間隔がかなり空いてしまいました。
個人的にかなり失敗したレース。
序盤から集団の先頭付近を走ろうと意識するがあまり、他の選手よりも多めにローテーションに回ってしまう。集団の先頭付近にいたためコーナーは問題なくクリア出来るも、最終盤で力があまり残っていない結果に。

覚えているのは、レース最終盤の3コーナー手前で滋賀県から参加しているレディースの選手に抜かれたこと。
この女性ライダーが本当に速い。ローカルレースの下位カテゴリーなら男性相手でも十分勝負できるレベル。女性がそれほどまでのフィジカルを手に入れるまでには想像を絶する努力があったはず。素直に尊敬します。
最近、滋賀県から平田クリテリウムに遠征に来ている選手が良いリザルトを残しているのが目立ちます。滋賀勢の底力恐るべし。

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レース序盤で無駄な力を使いすぎていて、失敗したことがよく分かる。
特に平坦路のレースではこのようなことをしないように日々頭を働かせているのですが。

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レース会場で2021年からUCIワールドチームのEF Pro Cyclingに所属する中根英登選手にサインを頂けたのが唯一の良い思い出です。
RaphaのEFジレを衝動買いしたことを、この日ほど良かったと思ったことはありません。
中根さんに「気が早いですね!」と言われました。世界最速でEFグッズへのサインを頂きました。

自分が応援しているチームに、日本人でかつ地元出身のプロサイクリストが加入する。こんなに嬉しいことはありません。
ご活躍を応援しています!

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会場には変な鶏もいました

11/28 AACA新城 1-4

これも失敗したレース

前日に友人と遅くまでダーツを投げてしまい、見事に寝坊。
しかも降りるインターを間違えるという痛恨のミス。最寄りが新城インターではなく岡崎東なんて知らないって(ちゃんと調べましょう)。

会場へついてほとんど受付締切時間を過ぎていましたが、お情けでエントリーしてノーアップで出走しました

鬼久保ふれあい広場を使ったコースには短い登りが1箇所ありますが、いつもなら1-4レベルであれば得意な部類に入るはずの登りで集団についていくのがやっと。さらに周回数を間違えて仕掛けどころを誤ってしまいます。
ラスト2周で集団からドロップしました。

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レース中に、練習仲間であるI田くんと一緒に参加していた若い子が近寄ってきて「誰が強いですか?」と聞かれたので「君だよ!」と答えたら本当に優勝してました。
もともと脚のある選手だとは知っていましたが流石です。

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細かいインターバルこそかかっていますが、そこまで要求されるパワーは高くなく、こなせるであろう水準のはずです。
やはり、前日の寝不足が原因だったのでしょうか。

実はダーツは自転車よりもずっと昔からやっている趣味で、学生時代はダーツサークルに所属し、夜遅くまで投げたものです。
最近、自転車に乗っている若者がダーツを始めることが多いので投げるのに付き合っているのですが、夜の遊びと朝のスポーツは本当に相性が悪いと思いました。若者は寝なくても平気らしいので関係ないですが、ダーツと自転車の両立は不可能です。

写真は西尾くん

12/6 リトルワールドサイクルミーティング ビギナー

そろそろ卒業したいビギナーカテゴリー。
東海地区のローカルレースで最も期待値が高いのがリトルワールドです。
野外民族博物館リトルワールドの園内を使用したコースには登りがひとつあり、軽量級にとってはまたとないチャンスです。

4周回中の1周はローリングで全て消化するので実質3周回。並び順で少しミスがあったので、愛三工業レーシング草場選手の先導中に最前列まで上がっておきます。年輩の選手に睨まれました。

リアルスタート直後に練習仲間のS水くんがアタック。一瞬追いかけますがすぐに諦めて集団内へ。しかし一瞬でも追いかけたのが非常に無駄脚で最初の登りで既にきつさを感じます。下りに差し掛かる頃に少し先頭から離れてしまったので気合いで復帰しました。

3周目の登りは2周目と比べて段違いに楽に感じました。
下りも積極的に前を走ってくれる選手がいたので都合よく番手を死守できました。

4周目の登りで、練習仲間のY井さんがペースアップ。1人がチェックし3番手でついていきます。Y井さんの牽きが素晴らしく、数名で少しだけ集団からマージンを築きます。
Y井さんの男気ある牽きでそのまま行けるとこまでついていきたいところ、下りで2番手にいた選手のペースアップについていけず遅れてしまいます。
そのまま集団に飲まれて着外へ。

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Y井さんもタレてしまい。2番手の選手が優勝しました。

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最初の2周は試走とローリングです。

最後まで上手くライバルを利用しつつレースを進められたと思っていますが、下りが致命的に遅いのでなにか対策を考えなくてはいけないかも知れません。

最終盤はもう少し追い込めたはずです。
勝利に手が届きそうで届かないリトルワールドのビギナーカテゴリー、来年こそ優勝してみたいです。

写真はY井さんのYoutubeチャンネルから転載

12/13 平田クリテリウム

今年最後のレースになりました。

序盤中盤はできるだけ集団内で走行。
2周目のホームストレートで機関車ことO野くんがアタックするも全盛期のキレが見受けられなかったので静観します。

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2コーナーの立ち上がりで中切れしかけてしまい、自分の番手にいる練習仲間のA井さんに迷惑はかけられないとそこだけはちゃんと踏みました。

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一発で追いつけるパワーはないので、仕方ないので一定時間踏み続けなくてはいけないのです。

周回賞のスプリントで練習仲間のS水くんともう1人南山大学(?)の選手が飛び出し、一瞬追いかけようともいましたが狙っているのは入着なのでやめておきます(同じ展開がリトルワールドでもあったな)。

S水クンともう一人はスプリントポイントを通過したら集団に戻ると思っていましたが、南山大学ジャージの選手はそのまま逃げようとします。若い選手がコーナーの立ち上がりを使ってブリッジをかけようとしましたが、今のタイミングで新しい展開が起こると自分がイエローゾーンからレッドゾーンへ落ちてしまいそうだったので、「無理せず最終周までに追いつこう」と声をかけたりしました。

最終周回の3コーナー手前でコーナー外側からアタックして先頭へ。そのまま3コーナー・4コーナーを先頭で抜けます。9月の平田クリテリウムで試して不発に終わった展開をもう一度再現しようとします。

後ろをチラッと見るとかなり良いマージンがあったのでそのまま逃げ続ける開始。
もしかしたら勝てるかもしれないと思いながら踏み続けましたがゴール手前で集団に追いつかれ着外。
残念でしたが9月よりは目標に近づきました。

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優勝はK尾さん。自分と同じくらいの時期から積極的に各地のローカルレースへ出場している選手です。
兵庫県のレースでお会いしたときは本当にびっくりしました。
平田クリテC4で念願の勝ち上がり。おめでとうございます。

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中盤まで力を温存しながら、終盤で最後まで追い込めています。
W'bal 5まで追い込んでいますが、数値的にはあともう少し追い込めるはず。ただ、自分的には限界でした。

いろいろな方に指摘されましたが、自分の脚力では3コーナーの手前で仕掛けるのは流石に早すぎたかも知れません。
チャレンジをすることは良いことだとは思いますが、平坦レースではメンバートップクラスの実力があるわけではないので難しいところです。

写真は山崎さん・浅井さん

まとめ

新型コロナウイルスの感染拡大により、今年は例年よりレース数が少ない1年になりましたが、各地ローカルレースを運営してくださっている方々の尽力によって自粛明けの下半期は毎月なにかしらのレースに参加することができました。この場を借りて感謝申し上げます。

少ないレース数の中でも、守山野洲川クリテリウムC5で1勝出来たことは本当に良かったと思いますが、上のレースカテゴリーはいくつもありますので、これに甘えることなく来年はもうひとつ上のカテゴリーで勝てるように頑張りたいと思います。

東海地区は比較的レース数が他県に比べて多く、したがってレース全体のレベルも高いと感じることが多いです。
平田クリテリウムのC4であったり、AACAの1-4は大会の中で最も低いカテゴリーのレースですが、そこを勝ち上がることですらホビー選手としてかなり高いレベルが要求されていると感じます。また結果を見る限り、自分がまだそのレベルに達していないとも感じます。

リトルワールドサイクルミーティングのビギナークラスが、東海地区のローカルレースではレベルと登りがあるというコースの特性上、最も自分にとって勝つ可能性が高いと思っていますが。それでもまだ勝利まではいまいち届きません。勝利には何が足りないのか、具体的な数値とかはよく分かりませんが、諦めずにトレーニングに励むしかありません。

来年も、自分にとって可能性があるレースやカテゴリーを見極めてホビーレース活動を楽しんでいきたいと思っています。

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