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9/6 平田クリテリウム

新型コロナウイルスによる長いレース中断を経て、平田クリテリウムが東海地区のホビーレースシーンに戻ってきました。
開催にあたり、尽力してくださったスタッフの方々に感謝申し上げます。

平田クリテリウムは今年始めにカテゴリ変更があり、これまでC5-4・C5-5が最低カテゴリーであったのが廃止され、C4が最下位カテゴリーになりました。
C5-4やC5-5で切磋琢磨していた自分のようなホビーレーサーにとっては主戦場が失われ、個人的には残念な変更となりましたが、参加者全体のニーズを見極めてのことだと思いますので仕方がありません。

平田クリテウムは平日に降り続いた雨の影響で路面がかなり悪い状況でした。
もともと河川敷コースは大雨時には水没し、土砂が長期間堆積します。晴れていても砂が浮いていたりしますので、路面がスリッピーで非常に神経を使います。

コース状況を確認するつもりで早めに会場入りし、試走へと向かいます。
予想通り至るところに水たまりが残っていました。4コーナー手前には泥も堆積しています。

路面を確認しながら低速で侵入し、いつも通りの感覚で4コーナーを曲がったところ…スリップして落車しました。路面が実に滑りやすく、かつ試走ということで油断していた僕の重心位置が高かったことも原因です。
すぐ後ろを走行していたK尾さんもつられて落車(申し訳ありませんでした)。
スピードこそ全く出ていなかったため僕は機材へのダメージこそありませんでしたが、左半身に擦過傷はガッツリと…痛い。

重大な問題はなさそうなのでレースは参加します。

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写真はざきやまさん。

最前列に並び(いつもどおり)、ローリングスタート後も先頭は譲りません。
リアルスタート後にカンピオーネの選手が飛び出していくのでしっかり番手をキープし、先頭付近で3コーナーと4コーナーを抜けます。
先ほど落車したばかりのコーナーは依然としてスリッピーな状態だったので、多くの選手がビビっていましたが自分はそれ以上にビビりながら超低速でクリア、当たり前のように前の選手と差が開いてしまいますがホームストレートで脚を使って埋めます。

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写真はざきやまさん。

2周目の3・4コーナーでたまに練習でご一緒させていただくK田さんがアタックというよりはペースをあげるような格好で飛び出していきます。
今回のC4メンバーの中では最も強い選手のうちの1人であり、どちらかと言えば自分と同じようにヨーイドンの集団スプリントを嫌うタイプの選手という認識だったため、逃げるのであればぜひとも加わりたい。しかし、K田さんのペースが非常に速く、踏み出しが遅れて上手く張り付くことが出来ません。

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写真はとこまさん。

追いつくためには自分も全力で追わないといけない距離になってしまったので、自分は集団の先頭を離れて追う役目を後ろの選手に押し付けることにしました。
カンピオーネのK村選手でした。強い口調で怒られましたが、自分もレース中は気が立っているため、アゴで「いいから引けよ」とアピールします(すいませんでした)。
集団のほどよい位置に入ろうとしますが、自分の行為が集団に嫌われたのか全く入るスペースがありませんでした。予想よりかなり後ろに入り、そのまま3周目の第2コーナーへ。
ホームストレートで縦に長く伸びた集団が、路面の悪い第1・2コーナーを慎重に曲がることで一旦は凝縮され、コーナーを抜けるとまた勢いよく縦に引っ張られます。このインターバルの連続が選手を苦しめ、同時にレースとしての面白さ、難しさを演出しています。
この第2コーナーは中切れの嵐でした。自分はもともとコーナー立ち上がりに自信のある選手ではないので、いつもコーナーでいらぬ力を使うことが多いのですが、この立ち上がりが本当にしんどかった。

結果的に集団後方から前に上がるだけの力が残っておらず、4周目の第2コーナー立ち上がりで先頭集団を見送ってしまいます。
そのまま千切れた選手と2人で4周目を完了します(奇しくも、前日のAACAいなべでほぼ同じタイミングで集団から千切れた若い選手でした。偶然ですが、脚力が本当に同じくらいなのだと思います)。

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写真はざきやまさん。

最近は前傾姿勢をかなり低く保てるようになったと思いました。平日の夜練などで上級者の方々からアドバイスを頂いているおかげです。

5周目は後方の完走を目指すグルペットに追いつかれ、彼らとローテを回しつつゴールしました。
非常に悔しい結果となりました。

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今回はログを切り忘れたので、前半10km過ぎまではひたすら試走です。
Goldencheetahの示すW'balより、レース中最もきつかったのは序盤でK田さんのペースアップについていこうとした瞬間でした。数値上はかなりキツかったらしく、追う役目を後ろにパスしたのは良い判断だったと思います。
それにしても、恐るべしK田さん。

今回に限らず、僕のクリテリウムレースにおける大きな敗因は、毎コーナーの立ち上がりで前走車から大きく離れてしまうことです。
レース後、コーナーの立ち上がりを克服するためTwitterでフォロワーの皆さんに教えを請いました。

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トレーニング方法、テクニック面で様々なアドバイスを頂きました

フィジカル面のトレーニングについて

・体幹トレーニング
・SFRとかどうでしょう
・ゼロスタートで10秒間

コーナー立ち上がり時のパワーは周りの選手よりも明確に弱いなと感じています。平日夜のスプリント練習で、同じ体重の選手が相手ですら明確に踏み負けています。

体感トレーニングやSFRはサイクリスト向けの雑誌でもよく見かけるワードです。ゼロスタート10秒間は初見でした。

体幹トレーニングは、最近サボっているのでやらなくてはいけないと思っていました。
コーナー中の姿勢の安定感も上がりそうです。

SFRはやったことがないです。言葉はわかるのですが、細かいやり方を調べるところからですね。
筋トレが苦手というか嫌いなので、サドルのうえで出来る筋トレの方が自分に合っているかもしれません。

ゼロスタートで10秒間もがくみたいな練習もアドバイスされて確かに有効だと感じました。
こちらもサドルの上で出来るトレーニングなので自分みたいな人間に向いてるのかもなと思いました。

筋トレの必要性を感じることが多くなりました。何回かトライしたのですが、駄目なことにいずれも三日坊主です。
自分にとって続けやすい方法を見つけ、とにかく継続することが大事ですね。
回答してくださった皆さんありがとうございました。

テクニック面について

・コーナーのスピードを上げるのは難しいので踏み始めを速くする
・ダンシングのフォーム改善
・外側に荷重して早めにバイクを立てつつ入力が出来るといいかも
・前を信頼してドラフティングに突っ込むか、しっかり前傾して離れてもリスク回避で空気の流れに乗るか。
・コーナーのスキルトレーニング
・コーナー速度はみんなが言ってる通り半車身〜1車身ぐらい開けた方が余裕持って速度落とさずいける気がします
・立ち上がりは前走者の後輪を注視しながら踏んでると距離離れない気がします(もちろん前々者まで意識しながら)、多分低い視点で勝手に頭が下がって踏み込みやすいのかなと
・8の字を練習しましょう
・前走車とコーナー入る前に車間開けてノーブレーキで入ってブレーキかけた前走車立ち上がりにコバンザメ

テクニック面ではフィジカル面よりも多くのコメントを頂きました。

いくつか内容が被っている回答もありましたので自分なりに整理してみます。

・立ち上がりの踏みはじめを早くする
・コーナーの速度を下げない
・ドラフティングを上手く使う
・コーナリングの技術向上

立ち上がりの踏みはじめを早くすることは重要ですね。
「外側に荷重して早めにバイクを立てる」「立ち上がりは前走者の後輪を注視しながら踏む」「ダンシングのフォーム改善」というアドバイスもこれに含まれるのかなと思いました。
コーナリングの姿勢からスムーズに立ち上がりの姿勢に移行する・・・言うは易しですが難しそうですね。頭の中で上手くイメージできないので練習しなくてはいけません。
自分のパワー不足は周知のとおりですが、パワー不足であるなら尚更踏みはじめは早くなくてはいけないですね。

コーナーの速度を下げないという点にも多くのコメントを頂きました。
コーナーに侵入する前に前走車と若干の間隔をあけ、出来るだけコーナリング速度を殺さないようにするというテクニックは以前Y崎さんにアドバイスを頂いたテクニックでもあります。
コーナリング速度を落とさないようにして加減速の差を小さくするというのは、コーナーの立ち上がりで前走者のドラフティングに入りやすくなるというだけではなく、レース全体のパワーの上げ下げを減らしてインターバルのきつさを下げることにも繋がるため、本当に大事なテクニックだと思います。
レースのたびに試してはみるのですが、なかなか難しいです。

コーナーの立ち上がりや侵入速度の向上のためにはテクニックの向上が不可欠ということで、あとは練習あるのみ。
いくつかこれに関してもアドバイスを頂きました。
8の字などは非常に有効かもしれませんね。
日頃からスキル面のトレーニングをあまりやっていないので、一人や少人数で平田クリテのコースを走ってみるのが良いかもしれません。
平常時は自転車の乗り入れをできるのかわかりませんが。

他にもいくつか番外編的なコメントを頂いています

・気合
・ピスト購入→sfiDARECRIT講習会

気合は大事ですね(笑)

東海地区で盛り上がりを見せているピストクリテリウムはスキル向上をかなり期待できそうです。
機材を何も持っていないので二の足を踏んでいますが、レース自体も楽しそうなので非常に興味あります。

たくさんのコメントやアドバイスありがとうございました。
すべてを紹介できませんでしたが、大切に持ち帰って今後の練習の指針にしたいと思っています。

最後に

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それが出来たら苦労しないんだよな!

関西人のU羽さんnoteのオチをありがとうございました。

出来るだけ集団の前でコーナーに侵入することは本当に大事ですね。

多忙により下書き状態のnoteが渋滞していますが、少しずつ執筆していきます。
それではまた。

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