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読み放題対象「この世全ての悪」

貴方は、青識亜論という人物をご存知であろうか?





勿論知っている?



あらあら、ご愁傷さまだ……。

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そう、あの青識亜論氏である。


なにがうれしくて京大を卒業した泣く子も黙るエリート地方官僚が、「ネット論客」などといかにも面倒くさそうな(?)肩書を自称し、巨乳女子高生アイコンで日々、戦っているのだろうか。彼は「この世全ての悪 アンリマユ」である。

彼のやることなすこと全てが悪である。今日も今日とて彼の職場には役所の業務が停止するほどの電凸が続き、「あ?青識の上司ですか?青識が牛丼を食べてたんですよ!だって牛丼ですよ。わかりますか、牛丼。これは絶対に許せないことですよね?」などと怪電話がかかってくるらしい。青識亜論が婚活中の女性(???)とラテアートをツイートしようが、いや水道水を飲むだけで、毎日毎日、抗議の電話がかかってくるのだ。

そのうえ最近では「フェミニストに成り済まし、両者の対立を煽っていたのか」という怨嗟の炎を灯している。彼は、牛丼の罪(?)によりアカウント凍結されてしまった。だが、別アカウントを再利用して復活したせいで、元々、フェミニストの「なりすましアカウント」だったのがバレてしまう。もちろん大炎上した。

たとえ凍らされようとも、メタンハイドレートのように激しく燃焼する青識亜論、邪悪の中心で「思考実験!」と叫んだケモノあしか である。

さて、この問題どう考えるべきだろうか、いままで青識亜論に好意的だった人々――「フェミニストを叩いてた人」「表現の自由戦士界隈」からも、様々な論点から激しい怒りや批判もよせられている。それについてはまた別に書く機会があるかもしれないが置く。

ジェンダー戦士たちからの反応

今回とりあげるのは、「フェミニスト」「ジェンダー戦士」、そして「リベラル」側からの反応なのだ。そのほぼ全てが激しく青識氏を批判している。

有名フェミニストたちは、「さっきこのシーライオンなるアカウントにフォローされていて気持ち悪かったです」等々述べた。そうして他の様々なアカウントも、「うわーー……いろいろドン引き……。」「キモッ」「だいぶ気味が悪い」「なんでおっさんら若い女になりたがるの…?」「バレバレだっつーの…ダサい」「えー、これは普通に嫌だ」「流石に気持ち悪い」「こわ」「どちらにしろ気持ち悪い。」等々、だいたい似たりよったりの反応だ。つまりは要するに一言でいえば「キモチワルイ」である

ジェンダー戦士たちは集合生命体のように生理的嫌悪感の表明ばかりである。

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しかし、そこには「フェミニストのなりすましアカウント」でした青識氏の言動に対する論理による批判は一切ないのもまた特徴である。そのアカウントは、なにかフェミニストとして間違ったことをしていたわけではないのだろうか。「表現の自由戦士界隈」が青識亜論に怒るのはわかる。なぜなら「フェミニストのやってることが迷惑行為なら、青識のやったことも迷惑行為」となるからだ。

逆にフェミニストたちが青識亜論に怒る理由がわからない。「フェミニストがよいことをしているのなら、青識亜論がしたこともよいこと」である。

当たり前だが、相変わらずいつもの「何をいったか」の批判ではなく、「誰がいったか」で嫌悪する言葉ばかりだ。なぜ彼等はひたすら「生理的嫌悪感」にとらわれるのか。

それこそ「思考実験」であるが、「青識亜論こそが実はフェミニストのつくった『なりすまし』」であり、『表現の自由戦士界隈』のイメージダウンをはかるために、ああいう事件を起こした」ともいえてしまう。

仮に青識亜論を批判するとするならば、まず彼が「成りすまし」で行った「フェミニストとしての言動の内容」こそを、批判しなければならないのではなかろうか。その上で、自分たちを装って自分たちの陣営の主張を歪曲ないし毀損したことを怒らなくてはならない。「所詮はなりすましだからフェミニズムを理解していない!」と証明しなくてはならないのではないだろうか?

私がここで思い出したのが、青識牛丼特盛事件である。

そう、吉野家常務シャブ漬け解任事件の後に発生したわけのわからない事件だ。今回は、彼が「思考実験」と言い出すにふさわしく、人々の心を揺り動かす邪悪の仕組みを解明したい。既に今回の「青識亜論フェミニストなりすまし事件」を予兆するように面罵がよせられている。なぜって? 青識亜論が、牛丼を食べてしまったからだ。


吉野家

青識亜論氏なる日々、市井で真面目に生きる(??????)地方公務員が、注文した牛丼写真とともに「吉野家で牛丼!!!」とツイートした。そしたらそのツイートが、「黙れブタ野郎」「きっしょ」「ダサい」「小学生か」とか、正義の攻撃性のキラメキに晒されたのだった。なにをいっているのかわかわからないという感じだが、「生娘シャブ漬け」発言した吉野家元常務などはどうでもよくなって、ただ「吉野家で牛丼!!」とツイートした青識亜論氏にヘイトが集中していた。

その後も類似の怪事件が続く。「○○購入罪」

だが青識牛丼特盛事件は決して別に青識亜論アンリマユ だけに発生するわけではない。同じような「炎上」は、ここ数日、毎日のようにSNSを賑わせていた。

とある立憲民主党の女性地方議員の話である。彼女が「話題になっていたハトクロさんの服を買いました」といっただけで、「うわぁ」「ゲスい」「ひくわ」「私は怒ってるよ」「地獄」などと猛攻撃をうけた。

「リベラル系の政党」に属し、しかも相手は「女性」であってもお構いなしだ。むしろ「私達を裏切った造反者」的な憎しみすら感じさせる苛烈な攻撃性だ。

牛丼を食べるというだけで「女性への嫌がらせ」となるように、ハトクロの服をきるだけで「女性の人権を抑圧する」ことになるらしい。貴方はコレどう思うだろうか?

さらに、「ハトクロ購入罪」は続く。

その後には、ただの一般女性が「気になっていたハートクローゼットの商品が届きました」といいながら、着用したカワイイ(としかいいようがない)写真をツイートしただけでも、やはり同様に「正義」の猛攻撃をうけた。そして身体特徴まで揶揄されている。女性の生き方の自由を拡張する筈のフェミニズムが、女性の身体をあげつらい侮辱したのだった。「女性を生きやすい社会に!」とかいってた人々が、どんどん女性を生きにくくさせる姿はもはや笑うしかないレベルだ。

スキ


「吉野家の牛丼を食べる」も「ハトクロの服を着る」も、ただそれだけで、ジェンダー戦士からみたら「悪の表現」にしかみえなくなってしまう。そして激烈な怒りを巻き起こす。


こうした案件、「うあ~!ジェンダー戦士ども、ネットの狭い閉鎖系で、ますます先鋭化して、狂ってるよ!」と考えては一向に答えがでないのだ。人間心理をメタ的に考察しよう。彼等が狂う「トリガー」とは、一体なんだろうか。そして「悪意」の正体とはなんだったのだろうか。

ニワカ式の読者なら既に、お気づきかもしれない。これらツイートには、以前書いた「共感のバズ」を生む方法の正反対の方法――「反感のバズ」を生む方法が意識的にせよ無意識にせよ、使われてしまっている。

とくにあの青識亜論氏は天才的ないし、動物的直感によって自分自身にヘイトをあつめる方法を知っている。大事なことなので確認だ。この青識牛丼特盛事件の場合は、

人々が世の中を捉える感覚が狂っているから、青識亜論を「この世全ての悪」かのように錯覚した――これは実は不正解だ。

青識亜論が人々の世の中を捉える感覚を狂わせるからこそ、彼は多くの人に「この世全ての悪」と錯覚されるのだ――

なにしろ「この世全ての悪」であることは青識亜論のブランディングなのだから。

その他も、どうしてただ「購入した商品」をSNSにあげて、ただそれを報告しているツイートをみるだけで、人々は激しい怒りを訴え、その憤懣をひたすら投稿者に投射するようになるのか。これがわかれば今回の「青識フェミニストなりすまし事件」でジェンダー戦士たちが「キモイ」の大合唱をはじめた理由もわかるのだ。

それでは、この一連の「反感のバズ」の正体についてモヤモヤを感じていた人は、全て解決するので、以下よんでスッキリしてほしい。

それこそ青識亜論氏は「ただ牛丼を食べただけの私」といっていたが、

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