「家族不適応殺」第2章読書感想文。

1章の感想はコチラ。


【家族不適応殺 2章感想】

クソ面白い。感想長くなりそう。

筆者はまず獄中の彼と手紙で接触を試みる。

勿論すぐには心を開かない。

しかしどうやら伝えたいことは持っていて次第に文章量が増えていく。


ふふふ、どっかで見たやり取りだな、と。

いや、どっかっちゅーか、どこだって、そうか、などと。


読書感想書く上で細かい内容について言及するつもりはなかったが、

1つなるほど、と思った犯人の発言。

無罪でも刑務所に入る権利を認めれば良いのにという考え方。確かにこれがあれば現代の無差別殺人は減るかもな。


というような話をする時に、犯人と筆者の間に横たわる認知のズレが気になった。

筆者は「意味が分からない」などと合いの手を入れていく。読み進めてるうちに「筆者、わざとやってんのかな?」と思うくらいに。

筆者が本心で書いてるのならもう少し事象をフラットに俯瞰で見て欲しいと思うが、そうじゃなくてわざと読者に読ませるためにそれをやってるのなら腕があるなあ、と思った。

本心なのかわざとなのか?それは読み終わればわかるのか、他の著書もみなければわからないのか、そもそも分かることなど無いという考えではなかったか、などと。


犯人は獄中からの手紙に、色んな古典からの引用を散りばめたりしている。

このことについても筆者は「ふざけている」などと評する。

ふざけている???

そうは見えないが?????


認知の歪み、ズレ、距離感、伝えたいこと、理解、、、そんなワードが浮かぶ章。

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