「巨乳の誕生」第三章読書感想文。

約2ヶ月ぶりの更新〜。感想文ありきで読むの苦痛、読書習慣つかないからこの本終わったら辞めよ〜。



「はじめに」おさらい。

大きな胸を表現する言葉も時代によって変わっていき、その受け止め方も常に変わっていった。(中略)大きなおっぱいをどう扱ってきたのか、その変遷をたどろうというのが、本書の趣旨である。

p4

古代から1950年代おっぱい黄金期までのザックリ世界史と、日本の江戸時代の終わりまでを見てきたが、三章からいよいよ本の趣旨に沿った現代文化史へと移っていく。

第三章 グラマーの襲来

1945年に終戦、欧米の文化が押し寄せる。魅惑的なスターたちに日本人は幻惑された。1952年、最初に強烈なインパクトを与えたイタリア人女優シルヴァーナ・マンガーノには「イタリアの原爆女優」というニックネームがつけられた。

p82-83要約

終戦後たった7年ですげぇ不謹慎w。5ちゃんねるも顔負けですね。

当時はこうした官能的な魅力に溢れた女優たちを「肉体女優」と呼んでいた。(中略)「肉体」という言葉がちょっとした流行語に。

p83

ほえ〜。

諸説あるが1947年、新宿でストリップが誕生。1950年にデビューした川口初子は以前から「オッパイ小僧」と呼ばれる人気のヌードモデルであり、日本最初の巨乳アイドルだと言ってもいいのかもしれない。

p85-86要約

語彙の昭和感がたまりませんね。

ハリウッドのおっぱい黄金期はまたたく間に日本にも伝わり「オッパイ全盛時代」が訪れたと。おっぱいは世界を救う?

日本映画初の(セクシャルな意味合いを持たせた)全裸シーンは1956年、新東宝『女真珠王の復讐』の前田通子。キャッチフレーズは「ブラジャーをはずしたお嬢さん」。翌年には日活や松竹からも次々と全裸シーンのある映画が公開される。

p88-89要約

1956年の経済白書「もはや戦後ではない」という高度成長に呼応するように下着ブームも起こり、ブラジャーが一般女性にも普及した。1959年、和江商事はワコールと社名を改め京都市に本社ビルを完工。

p90要約

肉体女優という名称は「グラマー」という言葉に取って代わられていく。

p91
グーグル先生より。

語源はどちらもギリシア語の「読み書きする能力」。のちに魔法という意味が派生し、魅力・魅惑を意味するグラマーが生まれた。

p91要約

ほえ〜面白いな。読み書きできる子グラマー

アメリカでは既に定着していた「グラマー」を映画雑誌がいち早く輸入し、1957年から突如として週刊誌でも多用されている。

p93-95要約

グラマー流行の理由について一橋大学南博助教授は「マスコミ発達の目ざましさにグラマー全盛の機運。映画やテレビが一般になり文字よりも眼からの印象が強くなる」と説明。

p96要約

ファッションデザイナーの鴨居羊子は1958年『下着ぶんか論』でフェミっぽいことを言ってたようだ。

エレガントという女の古い魅力は男の都合のいいように作られた美しさ。弱い女を象徴する美しさを否定して、力強く行動的なグラマーの美しさが登場してきたのです。

p97、引用部要約

これには筆者も

実際にはグラマーは男性社会の性的視線の中で消費されていったのだが……。

p98

とツッコミを我慢できなくててウケた。

1959年、モデルのように身長はなく小さくても立派にグラマーだとして「トランジスタ・グラマー」という言葉が誕生。同年の流行語に選ばれた。(ソニーのトランジスタ・ラジオは1955年に第1号発売)

p99要約

身長150以下でややポッチャリ、全体が丸っこくて「ぎゅーっと抱きしめてやりたいようなの」がそれらしい。和製英語おもしろ。

70年代に「グラマー」は古臭くなり、80年代にはレトロなニュアンスで見かけるようになる。

p102要約

と、ここまでが第三章の内容である。


我々はなぜ巨乳に惹かれるのか?

というテーマを持って読んでいるのだが、前章から2ヶ月の間にこんなnoteも書いた。

この中で「腹ペコの人に食べさせることは正義」なので「母親は正しい」というようなことを書いたのだけど、つまり「巨乳は見た目に分かりやすい正義の象徴」なのではないか。この章でもマスコミ発達のこと書いてあったし。てなわけで。

なぜ惹かれるのか、ここまでのまとめ。

・暴力だから
・太陽だから
・子供のものだから(マザコン?)
・ちっぱいも好きです!(混乱)
・正義だから

続きはまたいつか。………早いこと終わらせたい…正直もうどうでもいいよおっぱいとか……ってこの2ヶ月でなってきたけど、なにかの拍子で腕に当たったりするとソコに全集中!おっぱいの型!しちゃうんだろうなあ……なぜだ!だから踏ん張って読んでまとめます………


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