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講演『アメフラシのこれから』

※当記事は、ゆるくスプラを語りたいイカトドンAdvent Calendar 2023
12日目の記事です。



どうも、こんにちは。

私、「スペシャルの文句を言うならば最低金バッジを獲ってから言え」でお馴染み、アメフラシを憂う会 会長のにーちぇでございます。よろしくお願いいたします。

これからはアメフラシについて4つの項目に分けてお話ししたいと思います。項目は以下の通りです。

①アメフラシの特徴
②アメフラシの強み
③現環境におけるアメフラシ
④アメフラシの強化案

それではまず、①アメフラシの特徴 からお話しさせていただきます。



①アメフラシの特徴


アメフラシは前方に雨雲発生装置を投げ、その装置が何らかの当たり判定のあるオブジェクトに触れた際に発動します。発動地点の上空に雨雲を発生させ、ダメージの発生する領域を展開。前方に約ライン5本分、8秒かけて進行。そしてその際、まばらなインクの塗り跡を残します。
(雨雲発生装置の投げられる距離はライン3本分です。)

画像1:まばらなインクの塗り跡



②アメフラシの強み


さて、ここからが本題です。アメフラシの強みは何にあると皆さんお考えでしょうか。
「塗り」でしょうか?一般的にはそう思われるかもしれません。
アメフラシの強みは「継続的にダメージの発生する領域の進行」です。
つまり、「敵を特定のポジションから継続的にどかす」と言うことです。この能力に関しては、他のスペシャルの追随を許さないと、私は思っていました。
「敵を特定のポジションから継続的にどかす」という点に限って言うならば、ナイスダマやトリプルトルネードが思いつくでしょうか。あとはジェットパックやカニタンクを考える人をいるかもしれません。
前者は継続性に乏しく、後者は、自らが倒されるというリスク、スペシャル展開中は自分が自由に動けない、という不自由な点があり、これらでアメフラシとは差別化が可能です。
特に、ガチヤグラというルールに置いてはその能力の強みを余すことなく引き出すことができます。

ガチヤグラは、「進行ルートが固定されている」且つ「カウントの進行速度がゆっくり」という特徴があります。これは、この「アメフラシの領域を通らなければいいんでしょ」「アメフラシなんて所詮移動スピードゆっくりだし」という弱点を潰すことが出来る点で非常に相性がいいと言えます。
攻撃時におけるアメフラシの効果的な使用例をいくつかあげてみました。お手元の資料をご覧ください。
※防衛におけるアメフラシの使い方は、敵の進行ルートに沿って流せばいいので割愛します。

例1)ナメロウ金属

画像2:ナメロウ金属におけるアメフラシの使用例

例2)海女美術大学

画像3:海女美術大学におけるアメフラシの使用例

例3)ナンプラー遺跡

画像4:ナンプラー遺跡におけるアメフラシの使用例

例4)オヒョウ海運

画像5:オヒョウ海運におけるアメフラシの使用例

例5)マサバ海峡大橋

画像6:マサバ海峡大橋におけるアメフラシの使用例



③現環境におけるアメフラシ


先ほど私はアメフラシについて、「敵を特定のポジションから継続的にどかす」という能力に関しては、他のスペシャルの追随を許さない と話しました。
しかしそれは、シーズン5までの話でした。今現在大盛り上がりのシーズン6において、その唯一といってもよい能力に類似した能力を持つスペシャルが登場しました。言われなくても察しの良いみなさんならお気づきのことでしょう。そう、スミナガシートです。

画像7:スミナガシート

彼は、「敵を特定のポジションから継続的にどかす」という能力に関して、ほぼアメフラシの上位互換と言って差し支えありません。

彼の特徴は「触れると30.0ダメージと視覚妨害効果を付与する巨大なオブジェクトを発生させること」
つまり、「敵を特定のポジションから“長時間”どかす」ということで、これはアメフラシと全く同じです。
彼との違いは横幅がスミナガシートの方が遥かに大きいことと、移動速度がスミナガシートの方がはるかに遅いということ。

長時間どかすという点においては移動速度は遅い方が都合がよく、この点ではスミナガシートに軍配があがります。
また、ヤガラ市場のガチヤグラにおいて鬼門となるのが、第一・第二カンモンの突破です。テントの下から長射程やブラスターなどの攻撃が飛んできたり、多くのスペシャルがここでの攻防に使われることが多い、非常に重要度の高いカンモンです。
ここでアメフラシが出来ることを見てみましょう。
……テントがあるのでアメフラシが通りません。以上。
しかしスミナガシートはオブジェクトを貫通する特性上、このポジションにおいて仕事をすることが出来ます。
また、スミナガシートは "触るたびに" 30.0ダメージが入るので、敵が強引に通り抜けたとしても後ろに下がる択を潰すことが出来ます。こういった防衛ポジションが狭いところではスミナガシートの強みが生きますね。
おっと失礼。話がそれました。

画像8:問題のカンモン

次に横幅の違いですが、敵をどかせる範囲が違う。以下の画像をご覧ください。

画像9:どかせる範囲の違い(左;アメフラシ、右;スミナガシート)

画像を見ればお分かりの通り、この点でもスミナガシートに軍配があがります。実際に見るとこんな感じ。

画像10:スミナガシートのどかせる範囲

現実、上であげたスミナガシートが対象とする範囲に干渉するには、右奥の広場に入り込んで横からアメフラシを流さなくてはいけません。

画像11:どかせる範囲を広げるには

しかし、その広場に入り込むにもリスクが伴うわけで、一方スミナガシートは正面から敵チャーに抜かれないことだけ気をつけて使えば、右奥の広場まで行くというリスクを冒さずに効果的にスペシャルを使うことが出来ます。

更に、スミナガシートはスペシャル性能アップにより移動速度を調節できる為、ルールやステージによって調整出来るのも強みの一つであると考えています。

加えてスミナガシートには視界妨害効果があるにも関わらず、アメフラシにはデバフ効果が存在しない為、状況によってはアメフラシのゾーンを強引に突破するという選択肢があります。スミナガシートは視界妨害効果+スミナガシートの向こう側が見えないという、強引に突破するという選択肢を選び辛い精神的デバフもあり、
向こう側が見えないという点に関しては敵にも味方にも同様に働きますが、総合するとプラスに働くことが多いでしょう。

映像1:スミナガシートによる視界妨害効果

また、スペシャルゲージのロック時間に関してもスミナガシートはアメフラシよりも優れています。スミナガシートのスペシャルゲージロックが8.8秒なのに対し、アメフラシのスペシャルゲージロックは10.2秒。
いい加減アメフラシを虐めるのはやめませんか?



④アメフラシの強化案


3発売後、アメフラシは現在に至るまで、強化も弱体化も入っていません。これが示すのは、“これは完成されたスペシャルである”と考えてきました。が、その能力のお株をスミナガシートに奪われた今、アメフラシに必要なのは能力の強化です。

以下、自分が考えるアメフラシの強化案です。
α; 塗りの強化
β; 味方へのバフ効果
γ; スペシャルポイントの減少、スペシャルゲージロックの撤廃
δ; ダメージの増加
ε; ポイズンミストの能力の付与


α; 塗りの強化

これは、今までの「継続的なダメージの発生する領域の進行」とは別の角度からルール関与していくことを目的とした強化案です。ガチルールにおいては、センプクの強いブキが強いポジションに入り込む際の補助となります。また、ガチエリアの強制奪還における補助となり得るでしょう。ナワバリバトルにおいては、最後に敵陣に向かって投げることで塗り返しの難しい自インクの塗りを敵陣深くに残すことが出来ます。

ここでついでに紹介しておくのですが、アメフラシをナワバリバトルにおいて最大限有効に使う方法は、ラスト15~11秒に敵陣に向かって投げ込むという行為です。発生装置が着弾し、そして雨雲が発生するまでに約2.5秒、効果時間が8秒あります。また、アメフラシのまばらな塗り跡が幸いし、敵が塗り返したとしてもその時間対効果は低いという非常に強い効果を持っています。と、思いがちですが、実際アメフラシによって得られる塗りPは、最大限効果を発揮したとしても全ステージ平均80Pであり、他のスペシャルと比べると見劣りしてしまうのが現状です。

表1:ステージ・スペシャル別 塗りポイント比較


β; 味方へのバフ効果

これは同じくイカトドンユーザーであるりゅze氏の発案なのですが、「スミナガシートが敵へのデバフなら、アメフラシは味方へのバフがあればいいのにね。」という旨の発言から考えた案です。
アメフラシの領域内では、「自分や味方のダメージ回復速度が速い」「敵の攻撃によるダメージのn%カット」のような効果があれば面白いだろうな、と考えました。


γ; スペシャルポイントの減少、スペシャルゲージロックの撤廃

単純にスペシャルの回転率をあげようという案。スペシャルゲージのロックを撤廃出来れば、アメフラシによる塗りも含めて回転率が非常にあがるので、スミナガシートとの差別点になりそうです。
てか初期のマルチミサイルってスペシャルゲージのロックがなかったってマジ?イカれてんな。


δ; ダメージの増加

ダメージをあげることによって敵をどかす能力が高くなり、敵の「強引に突破してしまおう」という選択肢を潰す強化案です。今現在アメフラシは、そのダメージの発生する領域に約4秒強留まらなければ100ダメージには達しない為、その脅威度はさほど高くありません。
ですがダメージを増加させることで、脅威度はあがるでしょう。スペシャル性能アップのギアパワーでダメージが増加するような仕様変更でもいいかもしれませんね。
多くのプレイヤーがアメフラシに対する回避行動に慣れていることを考慮してくれてもいいんですよ?


ε; ポイズンミストの能力の付与

ダメージ領域内に留まるリスクを増やした形の強化案で、「雨なんて生温いものじゃなくて、どうせなら酸性雨くらい降らせてくれよ!」という私にーちぇの妄想を元にしました。
ただ、環境問題をプラスとしてゲームに取り込むのは任天堂としてもよろしくはないので、現実性は限りなく低いでしょう。



終わりに

ここまで長々と語って来ましたがいかがだったでしょうか。
皆さまのアメフラシに対する知見が深まれば幸いです。そして、今のアメフラシをスミナガシートと差別化しつつ、どう使うか。皆さまも一緒に考えてみませんか。アメフラシの未来を憂う会は、その門戸を開いて、あなたをお待ちしております。
そして、金ノチがめちゃくちゃ強いスペシャルを引っ提げて実装されるのを心待ちにしております。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。



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