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金色の響き(抒情詩+)


黄金の光/黄金の響き/声たちよ花々に続き咲け
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外側より
透過する
金色の響きが
凪の漣となり

花は咲く
自ずからの
響きによって

言葉が咲く
叶えんとする
響きによって

ゼロのいざないに
始まりは満ちる

声もなく
姿もなく
訪れ
等しく到る

故に
因果は尽きる
光の
粒と波を示し

生命は
因果をなぞり

因果に沿い
秩序は形を為す

声たちよ
因果の外へ
到り
響きの始まりへ
あれ

常に遍く満ちる
金色の響きに
咲き
開け