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ねえ 覚えているよ 懐かしい声の響き 呼びかける言葉の癖を 飼い主を亡くした犬は黙って 顔を…
音叉の一音だとしても そこにどうしてメロディーはないのか まるで 明晰すぎる夢の中のように…
なまめかしい裸木の腰つきに 雪の白を湛える青白い柵 窓に亡霊を探している 子どもたちは雪だ…
どこか遠くで サイレンが響いている いつまでも消えない あの日の赤い光のように 似ているよ…
あまりにも透き通る 声は憂愁すら軽やかに リズムに刻まれ消える 甘やかなモノクローム 消え…
初めて目にした 鮮やかな色に 彼らは涙するのではなく 憧れも屈託も 諦めさえも ひと目で塗り…