自己紹介のようなもの或いは(書き込まれていることの)読書感想文
ある透徹さを、わたしは幼いころより変わらず見えて感じています。物心ついた時に感じていた実感としての、光と善に満ちた世は、いつか理想と堕ちたようでしたが、それは夕暮れと夜を過ぎて、眩い朝となり復活しました。人の世は、どうしてこれほどに厳しいのかと、俯くことから上げれないことがありました。傷は大きな空洞になって、真っ黒な闇の隙間が今も消えません。けれど、越冬の末に春が巡るように、その言葉は遂に現れました。遍く響いている光の波のような、きらきらとした粒のような言葉たち。いつも傍に