著書『起業のファイナンス』を読んでのまとめ 1

art. #36 / 2200 words (3 min.)

こんばんは。
1種類のホールケーキよりも、6種類のショートケーキのほうが好きな新田です。

さて。きょうは、著書『起業のファイナンス』から学んだことをまとめてみます。

「経済は血液」といわれるとおり、お金が止まると血のめぐりが止まり、企業は倒れてしまいます。

特に、起業家はファイナンスの知識・経験に乏しいので、しっかり学んでいく必要があるぞ、と毎日じぶんに言い聞かせています。

メモ程度の記事です。ご興味のあるかたはお読みください。

はじめに

数回に分けて『起業のファイナンス』のまとめをしていきます。

重要部分を抜き出し、じぶんなりに解釈をいれています。

記載方法は次のとおりです。

灰色部分:引用
※全文載せると長くなるので、なるべく内容はそのままで簡略版を記載します

通常の白色部分:新田の思考
※その灰色部分に対してどう思ったかを書いています

ではでは、どんな感じになるかわかりませんが、やっていきましょう。

序章

不況期は、じつは起業に向いている。
・堅めに考えて商売を始めるから成功率があがる
ライバルが少ない

→私には経済学者的観点はないので、現在が不況かどうかはっきりとはわからないです。

ただ、コロナで一気にデジタル化が進んだのは実感としてあります。「未だ」から「今だ」になったと強く感じています。

本来、起業したら成功するはずの人が、正しい情報がないばかりに、その人生を棒に振ることがあれば、それは社会としてはすごい損失

「社会損失」というのが胸に響きました。

ワークポッツも採用と転職の「機会損失」ないし「社会損失」を最小にしたいと考えています。

「社会損失」って目には見えないですが確実にあります。じゃないと「人材価値:世界4位」の日本が、「GNP:世界34位」なわけがありません。

商売で最も重要なのは「信用」

→間違いないですね

第一章
ベンチャーファイナンスの全体像

人材の流動性が低い→特定企業でしか通用しない能力(企業特殊的能力)の比重が高くなる

→特定企業でしか通用しない能力の比重が高くなれば、さらに人材の流動性は低くなります。

流動性低下によって、人材価値が正当に評価されず、国民所得も上がらなくなります。

→今後の「ジョブ型」の流れは必然ですね

イノベーションを起こすような「ベンチャー」の資金調達の基本は、「株式」。銀行などからの借り入れはNG。それは、ベンチャーのリスクが高いから。もし仮に、貸してくれることになったとしても、借りるべきかどうかは極めて慎重に判断すべき。あえてシンプルに言えば、ベンチャーはお金を借りるべきではない。

公庫であっても考え直すか。。。

投資家は、投資額の3〜5倍にはなってくれないと投資しない。あえて金利換算すれば、合計400%くらいの金利を望んでいる。

→銀行はローリスク・ローリターン、投資家はハイリスク・ハイリターン。

株式発行にあたって
・株式による議決権、口出し
・投資契約「合弁や株式交換はその投資家の了承を得なければならない」などあれば、会社法上の議決権の行使が制限される場合もある
・良いアドバイスもあれば、微妙なアドバイスもある
・会社や経営者と投資家の「相性」はものすごく重要
ベンチャーが目指す先(投資家の狙い)

①上場
 ・全国約300万社 →上場している企業0.4万社未満(約0.1%)
 ・1年間で約50社
 ・上場のハードルは上がっている

②M&A(バイアウト。Mergers and Acquisitions)
 なぜ買う企業はいるのか?
 ・時間を買う
 ・イノベーション
 ・協業

(③途中の株式売却)
 ・紛争がおこってしまって
 ・VCファンドの期限がきてしまって

→上場もM&Aもない企業を「リビング・デッド(Liivng Dead = ゾンビ)」と呼んだりもする
シリコンバレーでは投資案件が10社あれば、
・1社 ホームラン
・4社 M&A
・5社 倒産
GoogleやFacebookも時価総額が日本円で数兆円の規模になるまで上場しなかった。

「最高のタイミング」
を見計らって上場するために、未上場のうちに力を蓄える傾向が強い。

逆に日本では、「一刻も早く上場すべき」と考える人がまだ多い。

上場によって経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)の調達力を一気に高められる可能性はあるが、タイミングが重要。
多くのベンチャー関係者が「事業計画どおりうまくいったベンチャーなんて見たことがない」と言います。

→そうなのか(笑)。

ベンチャーキャピタルが日本で1年間に投資する金額は、2013年度で718億円となっています。これに対して、米国は42,541百万ドル(単純計算で4.2兆円)で数十倍

だからといって日本の金額が不足しているということではなく、そのお金をうけとる「イケてるベンチャーの卵」のほうが不足している。

第2章 会社の始め方

こちらは、あすのnoteで書きます!

おわりに

こういう本まとめnoteを初めてやってみました。

結果、悪くはなさそうです。

書き手の思考回路と、読み手の思考回路は違います。

なので、書き手が言いたいことを読み手として変換することは、やはり吸収率が高いです。

また、書き手の想いに対してじぶんの想いを並行して書くことによって、自身を言語化できて今後の役にたちそうです。

ひとまず、この本は課題図書かなと思っているので、まずはさささーっと読み切ってみます。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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2021年4月8日(木) 毎日note 36日目 きょうは著書『起業のファイナンス』から学んだことをまとめたnoteです。 どんないい事業でも、パッションがあっても、お金の問題を解決しなければ先へは進めません。 着実に進めます。 ・ホールケーキよりショートケーキ ・お金は血液 ・借入より調達か

Posted by 新田 順 on Thursday, April 8, 2021


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