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また片づけの話だが、面白いからぜったい読んだ方がいいよ2024・春

「家や部屋を片付け、整理している」という話だが。

おんなじ話の繰り返しになるかもしれないが、人間、そうそう面白いことなんてあるわけがないのである。
芸人のエピソードトークだって、相当「盛っている」という話ではないか。

そんなわけで、本格的な酷暑になる前に、部屋の片づけを進めている。

ここからは、ややオブラートにくるんだ話になる。
理由は、赤裸々に書いて、読者に引かれたりバカにされたり非難されたりするのがイヤだからだ。

たとえば、もしも私が一か月間、風呂に入らなかったとしても、馬鹿正直にそのことは書きませんよ。
何にも得しないでしょ。

というわけで、私は片づけの最中、数年前に購入した、とある高額商品を家の中で紛失したことに気づいた。
「家の中で紛失」ということにピンとこない人もいるかもしれないが、ウチの中はメチャクチャでごみ屋敷寸前だからそういうことになる。
ウチのごみ屋敷が気になる、めちゃくちゃかわいい女性アイドルはぜひ招待するので、家に来てください。

とにかく、どこを探してもないのだから仕方がない。

紛失した商品の値段を具体的に書くと、買った当時は8000円だったと思う(これを仮に「マクガフィンX」と名付ける)。
それが、どこを探しても出てこない。

私だって、いちおうものを収納するときは大雑把な分類をしている。
たとえば衣類を入れる箱に、本やマンガを入れたりはしない。
これをやると、後で探し物がめちゃくちゃ困難になるからだ。

しかし、「マクガフィンX」は、あるべき箱に入っていなかった。
こうなると、すべての箱を開封しないと出てこない。
箱と箱の隙間、箱と壁の間に滑って落っこちている可能性だってある。

とにかく私は「マクガフィンX」を探した。
家の中で、探して探して探し続けた。

実は「本格的に暑くなるまでに片づけをしたかった」というのはウソで、「マクガフィンX」がなくなってしまったことが気になって気になって仕方がなかったから、家じゅうを探し回っていただけである。

安い本などが見当たらない場合、探すのが面倒で300円くらいならネット古書店で買ってしまうこともあるのだが、「マクガフィンX」には逆にプレ値がついていた。
今後の再販も、まず見込めない商品である。
だから気軽にネット古書店で買うというわけにもいかない。
当然、「掘り出し物」として極端に安価で売っている可能性も少ない。

二か月くらい探し続けたが、出てこない。
あらゆる可能性を考えても、見つからない。

悩みに悩んでネット検索をしていると、「マクガフィンX」が1万6000円で出品されているのを見かけた。
「マクガフィンX」は、ネットオークションで出品されても現在、3万円くらいの値段が付くのが相場である。
1万6000円というと、その半額。

「探し物をやめたとき、見つかることもよくある話で」と井上陽水も斉藤由貴も歌っている。本当にそういうことはよくあるのだが、

「このまま永遠に『マクガフィンX』について考えているよりは、買ってしまった方がいいのではないか。もしも、買った後にもう一個、過去に買ったものが家から出てきたとしても、いわゆる『ミルクボーイ』言うところの『なんぼあってもいい商品』だから、『まあ仕方ないや』で済むだろう」
と考えるようになった。

そもそも、「マクガフィンX」が1万6000円の値段で出ることは、もうしばらくないだろう。

そんなわけで、私はネット上の「マクガフィンX」を悩みに悩んで、通販で購入した。

安い買い物ではない。届くまで私はピリピリしていた。
で、実際に届いた。
思った以上に状態はよく、付属品なども完璧。
「これは、私がもともと『マクガフィンX』を持っていなかったら、なかなかいい買い物だったな」
と思って、どこかホッとした気分にもなった。

そして、ひとつ安心すると、「そういえば、別のあれはどこへやったかな」とつい考えてしまう。
この「そういえばあれもどこへやったかな」と思った探し物を仮に
「マクガフィンα」
とする。

「マクガフィンα」は価格的にもそう高いものではない。500円くらいだったと思う。自分がどこにしまったかわからなくなったうかつさを自己批判しなければ、出てこないなら出てこないで仕方ない。
だから、気軽に探し物を始めた。

そうしたら、まったく何気なく開けた箱の奥から、

自分が数年前に8000円で買った、すべての家の段ボール箱とプラスチックケースを開けて数か月、探し続けてきた「マクガフィンX」が、出てきたのである!!

自分は驚きとあきれで、膝から崩れ落ちそうになった。

1万6000円の「マクガフィンX」が自宅に届いてから、わずか数時間後のことであった。

そして「マクガフィンX」がなかなか出てこなかった理由が、わずかばかり明らかになった。
私は雑多な分類で箱の中にものを収納する。それは決して厳密ではなかったのだが、ある箱だけ、仮名で表現すると、
「スペースサンダーミラクル」
の商品だけを入れる箱をつくっていたのだ。
「スペースサンダーミラクル専用ケース」
に、「マクガフィンX」が入っているわけがない。

いや、正確にはこの「スペースサンダーミラクル専用ケース」も開けて中身を観たはずである。
しかし「まさかこの中にはない」という先入観があったのだろう。
「マクガフィンX」はその箱のいちばん底の方に、入っていたのである。

ちなみに「スペースサンダーミラクル専用ケース」周辺に、「マクガフィンX」が入っていそうなケースが何個もあったことも、「まさかこっちのケースに入っていないのに、『スペースサンダーミラクル専用ケース』に入っているわけがない」という思い込みになってしまっていた。

これでこの話は終わりだ。

なお、このnoteの表紙画像みたいなヤツが「鬼太郎」の体部分なのは、もう著作権をクリヤする映像を選んでアップすることが面倒で面倒で仕方がなかったからである。

何が「いらすとや」を使えばいいんじゃないですかだよこの野郎!!!!!!!!!!!!!(ときどき使わせていただいています)

これで水木プロが文句を言ってきたら、おれは徹底的に戦う。
このために弁護士を用意した。

生後一か月の白い豆しば、タイちゃんである。
タイちゃんは六法全書が読めないのがタマに傷だが、そんなことあんたに関係あんのかよ!?

裁判で負けたら、爆死するつもりでいる。
そのときにはタイちゃんをおまえに預けたい。

立派な猟犬に育ててくれ。
まあ、豆しばだけれども、サイボーグなのでその点は補ってあまりあると思う。

フレンダーーーーーーージェーーーーーーーット!!!!!!!

このテキストはおしまいなんだよバカヤロウ!(ビートたけし直撃世代)

ジャンジャン!!!!!

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