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定形外郵便にイライラしていたら来た話2024

昨日、「定形外郵便がなかなか来ない」ということを書いた。
「なぜ来ないんだろう」と、どんどんどんどん不安な気持ちになって行った。
だんだん、私が「見知らぬ郵便局のお偉いさんに、定形外郵便が届かない」という理由でなぜか平謝りしなければならなくなるのでは、という被害妄想にまで発展した。

そのうち、疲れて夕方に机に向かったままウトウトしてしまった。
目が覚めたら午後7時頃だった。
午後4時頃に郵便屋さんが来ているとしたら、メルカリからの商品は確実に届いているはずだ。
ムックリ起きで足がよろけそうになったが、郵便受けを観たくて階下に降りた。
この際、本当に足がもつれてどこかにぶつかりそうな危険な感じだった。もう少し頭がはっきりしてから歩き出せばよかった。

果たして、郵便受けには目当てのものが入っていた。

郵便受けを開いた瞬間に、私の不安は消失した。なぜかだれかに謝罪しなければならない被害妄想も消えた。

町はカーニバルになっているかもしれない、と思い夜空を見上げたが、そんなものはどこにもなかった。

会社帰りのサラリーマンが、缶ビールの入ったコンビニ袋をぶら下げて、そそくさと家路を急いでいるだけだった。

おしまい

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