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テレビにおける「下ネタに持って行かない流れ」

テレビの「自主規制」が厳しいのか何なのか、本来なら「下ネタ」の方向に持って行くところをあえて持って行かない、ということが増えた。
たとえば、なんだろな、女性タレントが「足つぼ」をやらされて、思わず色っぽい声が出ちゃったとするじゃないですか。
むかしは「エロい」という方向にMCも持って行ったけど、今は(まあ番組によるけど)「〇〇みたいな声!!」ってわざとエロじゃないたとえに持って行ったりとか。

昔は何でもエロに結び付けていたから、それはそれでつまんねぇな、とは思っていましたけど。
ある時期まで、テレビバラエティは「あわよくば下ネタに持って行こうとする」傾向にあった気がする。
以下のときみたいに。

7、8年前、某テレビ番組、司会はお笑い芸人二人で、ゲストが美人コスプレイヤーだった。
で、その子の写真集の中身が一部、番組内で公開された。これがけっこう大胆な、セクシーなものだったのだが、するとそれを観た司会の芸人の一人が、
「今、この場でスカートめくってもいいんですか!?」
と言ってた。これがニュアンス的に笑いを誘うものではなく、明確に「人前でセクシーな格好をする女性には何をやってもいい」という感じのものだったので、観ていて引いてしまった。

むかしは男女いつも一緒にいると「つきあってるのか?」、「好きなんじゃないか?」といちおう確認しないと多くが納得しないという雰囲気があった。
これはタレントとかではなく一般人でもそうだった。

かといって、現在はあまりにもしらじらしいシチュエーションもある。
とあるAV女優がたくさん出る深夜番組で、メンバー三人が歌手デビューすることになった。
そのうち二人は人前で歌う経験がなく、とまどっている様子が映し出されたのだが、
「〇〇ちゃんのおにいちゃんがこの番組を見ているらしいよ」
「やだー」
とかいうくだりがあったのだが、なんか「???」となった(なぜ「???」は察してください)。
しかも三人のうち、一人は元アイドルという複雑なコンテクスト。

まあどうでもいいか。

どうでもいいんだよそんなことは。

みんな、いけいけゴーゴージャーーーーーーンップ!!!!!!

おしまい

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