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週休3日を目指す会社です

ワーク・ライフ・バランスの定義

 政府広報オンラインの定義によると、ワーク・ライフ・バランスとは「働くすべての方々が、『仕事』と育児や介護、趣味や学習、休養、地域活動といった『仕事以外の生活』との調和をとり、その両方を充実させる働き方・生き方」のこと。仕事がうまくいっていると私生活でも心のゆとりを持つことができ、また、私生活が充実することで仕事のパフォーマンスも上がるという好循環を目指します。

日本人は働きすぎではなく、何かを楽しむのが下手

 僕自身、独身のころ、結婚してもしばらくは1日10時間以上働き、週休1日、GW、お盆、お正月の休日もほぼ無く、まとまった休みはクリスマス直後から年末くらいの間、それでも3日程度でした。

 これには理由があります。僕はイベント業界で働いており、かつ数年前からは会社の役員、代表という立場にいたからです。つまり、一般的な企業の従業員とは少し状況が違うということです。だからといって、休まないことを正当化するのは良くないと考えています。

 僕以外にも多くの日本人が同じように長期休暇を取らず、残業を残業と考えず、たまの休みも落ち着いて仕事ができるという間違った考え方で休日出勤しているんじゃ無いかと思います。

 ただ、ただ、休み方は下手。楽しみ方が下手だと最近は思います。

実際に週休3日は不可能

 こんなことを言うとダメなんですが、イベント業界で週休3日は不可能です。特に僕の会社のように住宅展示場やショッピングセンターで子供向けのイベントを主に活動している会社は、おおよそ下記のスケジュールで動きます。

月:レンタル機材の返却
火:週末の現場の最終確認
水:休み
木:レンタル機材の引き取り
金:週末の現場準備
土:現場運営
日:現場運営

 どう考えても週休1日、頑張っても週休2日。週休3日は実現する方法論が思いつかない。もちろんバックオフィスは可能です。そこで考えたのが1日4時間労働です。

コアタイムの設定と裁量労働制の組み合わせ

 どう考えても週休3日が実現しないので、3つの考え方で乗り切ることにしました。先述の通り、バックオフィス部門のスタッフは週休3日としてもOKです。

①テレワークを主体とした業務体制へ移行
 コロナ禍も1つの要因となりましたが、以前より採用していたテレワークをより中心的業務体制として稼働しました。

②コアタイムの設定:11:00〜15:00
 子育て中の従業員もいるので、子供を保育園へ送り、帰宅後家事を行い、ひと段落ついた時間を11:00ごろと考え、また夕飯の買い物から子供のお迎えへ動き出す時間を15:00ごろとし、時間を設定しました。

③裁量労働制の要素を加え、各自調整可能とする
 1日7時間、週4日勤務(週休3日)の場合、週の労働時間が約28時間
 コアタイムが1日4時間、週7日勤務の場合、週の労働時間が約28時間
 この2つの間を各自自由に調整し、業務を行うこととしました。

まとめ

 まだ走り出して1年に満たないシステムです。改良の余地は多く、みんな不満は多いと思いますが、イベント会社は休めないという呪縛は取り除くことができたんじゃ無いかと考えています。

 次の目標はイベント会社はイベントに関する仕事しかしない会社という概念を取り除いていこうと思います。面白いことを見つけて、マネタイズしていくのがイベント会社だと考えています。

いただいたサポートだけが僕のお小遣いです。ジリ貧(死語)